リリース-開幕戦バーレーンGPのキャンセル
バーレーンGP中止を決定
バーレーン・インターナショナル・サーキット(BIC)は本日、F1世界選手権開幕戦の開催を中止し、内政問題の解決に専念するというバーレーン王国の決定を発表した。
バーレーンのサルマン・ビン・ハマド・カルファ王子は王国内の政治的混乱を解消するため、国内の各勢力と広く話し合いを持つこととなった。サルマン王子は自ら注視の決定を電話でバーニー・エクレストンに伝えた。
◆サルマン・ビン・ハマド・カルファ王子
「国内の現状を鑑み、当面はバーレーンの各勢力を代表する人たちとの話し合いに専念することを決めた」。
「バーニー・エクレストンはバーレーン側の意思を尊重し、中止を回避することもあり得ると言ってくれたが、当面は内政問題の解決が最重要課題であるという判断から、バーレーンGPの開催を見送ることになった」。
「バーニー・エクレストンの助力と理解に深く感謝している」。
「先週の情勢から、国内の意思を統一し、秩序を回復することがわが国にとってもっとも重要な課題となっており、ふたたび高い結束を取り戻すことができるものと確信している」。
◆ザヤド・アルザヤニ (バーレーン・インターナショナル・サーキット責任者)
「バーレーンGPは記念大会を迎えるところで、その開催は国家と国民にとってたいへん誇らしいことだった。世界的なイベントとしてのF1を近い将来また開催することができるよう願っている」。
「F1関係者と世界中の雄心たちも、私たちが直面する事情を理解してくれることだろう」。
◆バーニー・エクレストン (フォーミュラ・ワン・マネージメント代表)
「バーレーンGPの中止は残念だが、今は難局を乗り切って立ち直ってくれることを祈っている」。
「バーレーン国民の温かい歓迎にはつねづね感銘を受けており、バーレーンGPを訪れたものならば、皆おなじ気持ちだろう。できるだけ早く、再開されること日を願うだけだ」。
「3月11日から13日にかけて開催される予定だったバーレーンGPの代替イベントについては、まだなにも決めていない」。