ブラジルGP フリー走行1 序盤
<09時40分>
セーフティ・カーとドクターカーがコース・インスペクションをこなし、フリー走行がまもなく始まることを告げている。
気温は27℃、路面温度は、40分間で6℃高い29℃に上昇している。
<10時00分>
路面温度は30℃を超えた。
いつものように下位チームからコースインしていくが、圧倒的に多くのフォトグラファーを集めていたF.アロンソが、早々にフェラーリのピットを後にした。
<10時05分>
全車が確認のためのインスタレーション・ラップを済ませてピットに戻った。
C.クリエンが山本左近の代わりに、ゼッケン20のイスパニアのシートに座っている。
左近にチームから連絡が入ったのは、今週に入ってからだった。左近は東京に留まり、アブダビGPに備えて準備を進めている。しかし、「可能性は高くない」。
ブエミ/16トロ・ロッソが早くも連続周回に入り、1分27秒979をモニター最上段に記録した。
<10時12分>
M.ウェバーがピットを離れた。今回のレッドブリテン(レッドブルがサポートする全スポーツを網羅した月刊冊子)の表紙は、バラクラバ(防火マスク)を被ろうとしているM.ウェバー。タイトルは、「The man behind the mask」と思わせぶりだ。
ハミルトン/2マクラーレンが二度目の確認走行からピットに戻ってきた。シューマッハ/3メルセデスがコースで確認走行を行なっている。シューマッハ/3メルセデスは、2006年の”第一回引退試合”で、素晴らしいレースを展開したインテルラゴスに自信があるはずだ。
<10時18分>
バトン/1マクラーレンも確認走行に出て、メイン・ストレート前を通過、連続周回に入った。マクラーレンは終盤に向けて、かなり大きなアップデートをMP4-25に施したといわれている。安定すれば、マクラーレンの二人は、まだまだチャンピオン候補として残ることになる。
<10時24分>
太陽に照らされ、グングン上昇した路面温度は35℃を示している。
この段階で周回タイムを記録しているのはブエミ/16トロ・ロッソだけだ。
F.マッサは、フェラーリのピットで、応援に駆けつけた家族や仲間と談笑している。ここがF.マッサの出身地ブラジルであることが、このレースのカギを握ることになるかもしれない。そうなれば、F.マッサ本人には無縁になったが、タイトルの行方を左右することになる。
<10時27分>
ブエミ/16トロ・ロッソがタイムを1分21秒代に延ばした。唯一の連続周回。
<10時28分>
バトン/1マクラーレンが三度目のコースイン。今回のマクラーレンは非常に積極的に距離を稼いでいる。ブエミ/16トロ・ロッソは、二度の連続周回で周回タイムを二度記録しているが、マクラーレンの2台は、連続周回がないまま、ピットとコースを行き来して、ブエミ/16トロ・ロッソと同じ6周を消化している。