モナコGP 記者会見(水曜) ロバート・クビツァ
モナコではフリー走行1と2が木曜日に行われる変則スケジュールのため、木曜日恒例の記者会見は水曜日に行われる。
Q.まずスペインGPはどうだったか、そしてこのレースがどうなるか、見通しを聞かせて下さい。
ロバート・クビツァ(以下、クビツァ): バルセロナでは、マシンの状態が思ったよりよかったんだ。あまり変更がなかったから、予選では順位を下げることになると覚悟していたんだけどね。レッドブルには差をつけられたけれど、フェラーリ、マクラーレン、メルセデスとはそんなに変らなかったから、上出来だったと思う。残念ながら1周目が上手くいかなくて、フロントウイングにダメージを受けていたから、苦しいレースになったし、8位でゴールするのが精一杯だった。バルセロナは追越しが難しいから、予想どおりあまり動きのないレースになったけれど、全体的にはいい週末だった。モナコはこれまでのコースと違うから、どうなるか楽しみだよ。心配なのは、ダウンフォースの高い特別な機材がないことなんだ。いつもはモナコ専用のウイングを使っていたよ。ここでは空気抵抗があまり問題にならないけど、今回は基本的にこれまでどおりのウイングを使うから、ダウンフォースがじゅうぶんかどうか、やってみないと判らないね。
Q.こういうカートコースのようなサーキットは得意なのではありませんか?
クビツァ: 好きなコースのひとつだよ。ここを始めとする公道サーキットでは、これまでもいい結果を残してきたから、レースを楽しみにしているよ。
Q.新しいチームの人たちとは上手くやれていますか?
クビツァ: 今のところかなり順調さ。新しいチームに入ったら当たり前のことだけど、エンジニアや現場と工場のメカニックたちといい関係を作れるように努力しているよ。特に問題が生じた場合は、そういう人々との雰囲気がよくないといけないからね。その点でも、状況はだんだんよくなってきていると思うよ。
Q.ここはマシンの比重がいつもより小さく、あなたは公道サーキットが好きということで、活躍できるのでは?
クビツァ: マシンはやはり重要で、2008年は2位になったけれど、2009年は最後尾からスタートするとこになったんだ。だから、レースを予想するのは、かなり難しいよ。マシンの状態がいいか悪いかによって変ってくるだろう。もちろん、よくするために努力しているし、モナコに合っていればいいと願っているよ。