メルセデスGP、モナコでのペナルティーに対する控訴を取りやめ
「今回はあきらめよう」。
メルセデスGP・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チームは、モナコGPでミハエル・シューマッハが受けたペナルティーについての控訴を取りやめることを発表した。
先週末のモナコGPの最終ラップで、追い越し禁止を意味するセーフティ・カーがコース上から消えた後、レースが再開されたと判断したシューマッハは、ゴール直前のコーナーで前を走るフェルナンド・アロンソ(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)を抜いて6番でゴールした。しかし、セーフティ・カーが最終ラップ中にピットに戻った場合は、追い越し禁止の状態がそのまま続くというレギュレーションがあるため、シューマッハの行為に対してタイムに20秒加算のペナルティーが与えられた。これにより、シューマッハは6位から12位へ降格した。
控訴を取りやめについてメルセデスGPのロス・ブロウン代表は、「不本意ではあるが、F1にとって何が最善かを考え、控訴を取りやめることにした」とコメント。