雨で流れが見えない?!–セッション初日から占う日本GPの行方
残り30分にピットを離れ、3周の計測を行なったアロンソ+マクラーレン・ホンダ。
2015F1GP第14戦日本GP初日の走行が三重県の鈴鹿サーキットで行なわれた。
午前中と午後のセッションは、いずれもあいにくの雨に祟られ、路面コンディションは完全ウェット。また、週末の天候は快方にあることから、ウェット路面の走行が予選やレースのセッティングに多くは役立たないことから、多くのチームが積極的に走ることをせず、金曜日のタイムを比較検討してもレースの流れを読むことはできない状況だった。
とはいえ、午後のフリー走行2では、レッドブルのダニール・クビアトが最速タイム、2-3番手にメルセデスを挟んで、上位にレッドブルとフェラーリが並んだことから、前戦のシンガポール同様、レッドブルとフェラーリが注目のレースをすること、そしてメルセデスが、シンガポールの不調から立ち直っていることが伺えた。
また、地元で初めて走るマクラーレン・ホンダは、ジェンソン・バトンが午前/午後とも12番手に着けたが、フェルナンド・アロンソは、午前中はまったく走らず、午後は、終了30分前にピットを出たものの、計測ラップを3周走っただけだった。
アロンソの周回数が少なかったのは、雨のデータがドライコンディションになるはずのレースに反映できない、との考え方で、パワーユニットの走行距離を抑えるために走行を控えたのか、それとも、なにかのトラブルかは定かではないが、ここまでのシーズンの流れから、走れないことは気になるところだ。
明日は、午前中にフリー走行3、午後に予選が行なわれる。
◆フリー走行2結果
1. クビアト+レッドブル
2. ロズベルグ+メルセデス
3. ハミルトン+メルセデス
4. リカルド+レッドブル
5. フェッテル+フェラーリ
6. ライコネン+フェラーリ
7. サインツ+トロロッソ
8. フェルスタッペン+トロロッソ
9. ナッセ+ザウバー
10. マルドナド+ロータス
11. フルケンベルグ+フォースインディア
12. バトン+マクラーレン・ホンダ
13. エリクソン+ザウバー
14. ペレス+フォースインディア
15. グロジャン+ロータス
16. マッサ+ウィリアムズ
17. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
18. スティーブンス+マノー
19. ロッシ+マノー
20. ボッタス+ウィリアムズ(走行せず)
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