トルコGP 決勝 序盤
<15時00分>
ピットスタートを選択したディ・グラッシ/25ヴァージンを除く23台がグリッドを離れてフォーメーション・ラップに向かった。気温は28℃と若干下がったが、強い日差しに照らされて、路面温度は48℃に上昇した。
通常と反対に左に曲がり込む1コーナーまでの距離が比較的短い。それだけ詰まった状態での先陣争いが展開する。最初に左に曲がった直後に右コーナーが控えていることも、混乱を予測させる。
直前に行なわれたGP2レースのスタートでタイヤラバーが左側グリッドにも乗ったことで、左右どちらのグリッドが有利なのかが判然としなくなったとも。
58周後のゴールを目指して、熱い戦いがスタートする。
<15時03分>
ウェバー/6レッドブルがスタートダッシュを決めた。フェッテル/5レッドブルがハミルトン/2マクラーレンの前に出るが、すぐに差し替えされる。
ターン12でバトン/1マクラーレンが、スタートで先行を許したシューマッハ/3メルセデスをパス。シューマッハ/3メルセデスは立ち上がりでフラついた。
ウェバー/6レッドブル、ハミルトン/2マクラーレン、フェッテル/5レッドブル、バトン/1マクラーレン、シューマッハ/3メルセデス、ロズベルグ/4メルセデス、クビツァ/11ルノー、マッサ/7フェラーリ、ペトロフ+12ルノー、スーティル/14 Fインディア、小林可夢偉/23ザウバー。
可夢偉はスーティル/14 Fインディアにスタートで前に出られている。
<15時05分>
ブエミ/16トロ・ロッソが右後輪を傷めてピットイン。
<15時09分>
フェッテル/5レッドブルがファステスト・ラップ。1分33秒台がトップグループのペースだ。
可夢偉(カムイ=小林可夢偉)は、スーティル/14 Fインディアとアロンソ/8フェラーリに挟まれて、11番手で5周目に入った。
<15時11分>
ハミルトン/2マクラーレンがファステストラップを記録してウェバー/6レッドブルに食い下
がる。二人の差は、コンマ4秒。3位のフェッテル/5レッドブルは、1.5秒後方で様子を伺って
いる。
<15時13分>
ウェバー/6レッドブルがファステスト・ラップ。ハミルトン/2マクラーレンとともに1分32秒台で逃げにかかる。フェッテル/5レッドブルは若干遅れた。
<15時17分>
ウェバー/6レッドブルがファステスト・ラップを更新する。セクタータイムは、ハミルトン/2マクラーレン、ウェバー/6レッドブル、ハミルトン/2マクラーレン。強く左に曲がり込むターン8でウェバー/6レッドブルがスピードを見せている。
<15時19分>
ハミルトン/2マクラーレンがファステスト・ラップを塗りかえた。トップのウェバー/6レッドブルとの差は、コンマ4秒のままだ。
<15時20分>
小林可夢偉/23ザウバーがピットイン。渋滞を逃れて、前が開いている場所に戻ってタイムを稼ぐ戦法に出た。次の周にアロンソ/8フェラーリも入る。
<15時22分>
ペトロフ/12ルノー、スーティル/14 Fインディア、デ・ラ・ロサ/22ザウバーが相次いでピットイン。小林可夢偉/23ザウバーは、直後にピットインしたアロンソ/8フェラーリに前に出られたが、逆にスーティル/14 Fインディアをパス。
<15時24分>
ハミルトン/2マクラーレンが激しくトップのウェバー/6レッドブルの背後を攻めたてる。
<15時25分>
フェッテル/5レッドブルがピットイン。
<15時26分>
ウェバー/6レッドブルとハミルトン/2マクラーレンが相次いでピットイン。一瞬緊迫ムードが漂ったが、2台はオーダーは変えないままで作業を終えてレースに戻った。
<15時28分>
暫定的にトップに立ったバトン/1マクラーレンがファステスト・ラップを更新。さらにフェッテル/5レッドブルが初めて1分31秒台に入れた。
<15時29分>
バトン/1マクラーレンがピットへ。その周にハミルトン/2マクラーレンがファステスト・ラップを更新した。
<15時30分>
ひとしきりタイヤ交換を終えた段階で、ウェバー/6レッドブル、フェッテル/5レッドブル、ハミルトン/2マクラーレン、バトン/1マクラーレンのオーダーになった。