トルコGP 決勝 終盤
<16時04分>
4台の集団が崩れた。フェッテル/5レッドブルが無理に仕掛け、ウェバー/6レッドブルと接触!! 国際映像からは、ウェバーがフェッテルに幅寄せしたようにも見えた。
ストレートから急速に減速する12コーナー。確かにイスタンブール・サーキットの追い越しポイントだが、これは無理だった。
クルマを降りたS.フェッテルは、右手の人指し指で頭を指してクルクルと回した。M.ウェバーとの確執が明確に始まるかもしれない。
<16時07分>
マクラーレンは、L.ハミルトン-J.バトンの順で楽々と1-2を手に入れた。ウェバー/6レッドブルはピットでタイヤを交換したが、スピンして数回転したS.フェッテルは、その場でリタイアした。
雨は来ていないが、別の波瀾がきた。
<15時15分>
パドックに戻ったS.フェッテルが報道陣に囲まれている時、今度はマクラーレンの2台の戦いが始まっていた。J.バトンが、ストレートに続くターン12でL.ハミルトンの横に並び、サイド・バイ・サイドの末に前に出た。しかし、続く1コーナーで、スリップ・ストリームを有効に使ったL.ハミルトンが差し返す。パスする瞬間に2台は軽くタッチしたが、きれいなバトルだった。
<16時20分>
フェッテル/5レッドブルが消えたことで、10位に繰り上がった小林可夢偉/23ザウバーがスーティル/14 Fインディアに交わされた。早めの交換が災いし、タイヤが辛くなっているのかもしれない。
<16時25分>
ウェバー/6レッドブルがファステスト・ラップを更新した。アロンソ/8フェラーリがペトロフ/12ルノーを仕留めて9番手に上った。
<16時26分>
小林可夢偉/23ザウバーのペースが落ちている。55周目の1コーナーで周回送れのブエミ/16トロ・ロッソに交わされ、さらにデ・ラ・ロサ/22ザウバーが背後に迫ってきた。しかし、10番手を死守している。
可夢偉(カムイ=小林可夢偉)のラップタイムは、デ・ラ・ロサ/22ザウバーより0.5秒遅い。
<16時32分>
チェッカード・フラッグが振られた、ハミルトン/2マクラーレンが今シーズン初勝利を飾った。ペトロフ/12ルノーが最終ラップにファステスト・ラップを更新した。
可夢偉(カムイ=小林可夢偉)はデ・ラ・ロサ/22ザウバーから10位を守りきった。予選で見せた鋭さを見せることはなかったが、護りのレースを走りきり、シーズン初のポイントをゲットした。