バーレーンGP フリー走行3 序盤
<11時00分>
気温32℃、路面温度42℃。灼熱という言葉が似合う気象条件の中でフリー走行3が始まった。リウッツィとスーティルのFインディア・コンビが真っ先にコースインする。金曜日の午後をほとんど走れなかったブエミ+16トロ・ロッソ、トゥルーリ+18ロータス、アルゲルスォリ+17トロ・ロッソに続いて、マッサ+7フェラーリ、アロンソ+8フェラーリもコースに出た。小林可夢偉+23ザウバーもシューマッハ+3メルセデスの前でピットを後にした。
<11時05分>
イスパニアのB.セナがカメラに向かって親指を立ててガッツポーズ。
<11時06分>
バトン+1マクラーレンがメタリックカラーを光らせて1コーナーを回った。ロズベルグ+4メルセデスは、ピットの中で待機中。初日をすべてB.セナのマシンに集中したイスパニア・チームは、夜を徹して準備をすすめ、チャンドックは20イスパニアのコクピットで”デビュー”の瞬間を待っている。
<11時09分>
ハミルトン+2マクラーレンがコースイン。この時点で確認のためのインスタレーション・ラップを済ませていないのは、フェッテル+5レッドブル、ウェバー+6レッドブル、チャンドック+20イスパニア、セナ+21イスパニア、ディ・グラッシ+25ヴァージン。小林可夢偉+23ザウバーは、早々に確認走行を済ませて、コクピットの中でモニターを眺めつつ作業を終えるのを待っている。
<11時12分>
レッドブルの2台が思い腰を上げた。フェッテル+5レッドブルは、セクター1から3までをすべて区間ベストを塗りかえて、いきなり連続走行に入った。
それも、1分55秒台。昨日、ロズベルグ+4メルセデスが記録したベストタイムをあっさりと塗りかえた。ウェバー+6レッドブルも同じく1分55秒台に入れた。
新たに追加されたコースのバンプが酷く、車高を高くせざるを得なかった状況の中で、アドリアン・ニューウェイの”空力絶対優先”の思考は苦戦も予測されたが、いきなり連続走行に入ったところから、早くも対応策を発見したのかもしれない。
<11時18分>
3番手のブエミ+16トロ・ロッソは1分57秒台。アルゲルスォリ+17トロ・ロッソが1分56秒台。いまのところ、周回タイムはこの4台だけが記録している。
<11時20分>
一端はコクピットに座ったK.チャンドックがコクピットを離れている。上半身のレーシング・スーツを脱ぎ、アンダーウェア姿でため息。