トルコGP フリー走行2 序盤
<13時55分>
路面温度がついに50℃を突破した。気温は30℃を指している。湿度は22%に下がり、日本の夏日より遥かにしのぎやすいが、ハードであるマシンにとっての30℃は30℃。厳しいコンディションの中でフリー走行が始まろうとしている。
<14時00分>
グリーンライトが点灯した。気温は30℃、路面温度は51℃に達している。F.アロンソとF.マッサはマシンで待機、L.ハミルトンはマクラーレンに乗り込んだ。
まず、午前中に山本左近にステアリングを託したB.セナがコースインする。B.セナ用を改造した急造シートで着座位置が高くなり、ヘルメットの浮き上がりと戦った左近がマークしたのは、1分36秒台。B.セナはひとまず、1分37秒906のタイムーモニターに記録した。
<14時04分>
小林可夢偉/23ザウバーが1分35秒台、チャンドック/20イスパニアが1分34秒台。
<14時05分>
ペトロフ/12ルノーが一気に1分30秒台に入れた。ルノー、好調だ。
<14時06分>
ハミルトン/2マクラーレンが1分29秒台に一番乗り。クビツァ/11ルノーがそれを上回る。高温でタイヤラバーが乗り安くなった路面でタイムが続々と更新されていく。
<14時08分>
バトン/1マクラーレンが最速ラップ。ハミルトン/2マクラーレンが逆転し、クビツァ/11ルノー、ペトロフ/12ルノーまでのトップ4が1分30秒を切っている。小林可夢偉/23ザウバーは5番手だが、1分31秒台。
<14時10分>
可夢偉(カムイ=小林可夢偉)が1分30秒台に入れた。P.デ・ラ・ロサはピットを出ていない。
アロンソ/8フェラーリがコースイン。この段階でコースインしていないのは、デ・ラ・ロサ/22ザウバー以外にシューマッハ/3メルセデス、フェッテル/5レッドブル、ウェバー/6レッドブル、マッサ/7フェラーリ、スーティル/14 Fインディア。
<14時13分>
シューマッハ/3メルセデスがコースイン。3コーナーで大きく挙動を乱した。マシンのフロント部分が安定しない状況のまま、M.シューマッハは走行を続けるが、次ぎの周の1コーナーでもオーバーランし、らしくない状況を見せている。それでもタイムは1分29秒台、クビツァ/11ルノーに次ぐ4番手だ。
<14時18分>
3つに分かれたセクターは、中速でタイムアップのキーを握る3〜7コーナーのあるセクター1がバトン/1マクラーレン、2と3がハミルトン/2マクラーレンがそれぞれ区間ベストを記録している。L.ハミルトンとJ.バトンが2台だけ1分28秒台でリードを保っている。
<14時26分>
ペトロフ/12ルノーが左高速コーナーが連続する通称ターン8でコースオフ。小林可夢偉/23ザウバーも走り始めにここでコースを外れている。
<14時28分>
ハミルトン/2マクラーレン、バトン/1マクラーレン、ウェバー/6レッドブル、フェッテル/5レッドブル、クビツァ/11ルノー、シューマッハ/3メルセデス、ペトロフ/12ルノー、そして小林可夢偉/23ザウバー。可夢偉(カムイ=小林可夢偉)は、現在8番手にいるが、V.ペトロフと可夢偉を挟んで1分30秒の”見えないライン”が横たわっている。
3つのセクタータイムは、バトン/1マクラーレン、ウェバー/6レッドブル、ハミルトン/2マクラーレンがそれぞれの区間ベスト。