カナダGP 決勝 終盤

<13時02分>
モニターに捉えられたウェバー/6レッドブルのリヤタイヤは、傷みが激しくなったことを物語る黒い帯が見えている。ラップタイムは1分20秒台に落ちている。ハミルトン/2マクラーレンとのさは5秒を切った。
<13時04分>
ハミルトン/2マクラーレンの左リヤタイヤにも不気味な黒いラインが浮かんでいる。しかし、タイムは1分18秒をたもったままだ。ハミルトン/2マクラーレン、アロンソ/8フェラーリ、バトン/1マクラーレン、フェッテル/5レッドブルの4台が1分18秒台でゴールを目指している。
<13時06分>
トゥルーリ/18ロータスがフロントブレーキから白煙を上げてレースを終えた。
<13時07分>
ハミルトン/2マクラーレンの射程距離にウェバー/6レッドブルが入った。ハミルトン/2マクラーレンとウェバー/6レッドブルのラップタイム差はおよそ1.3秒。
<13時08分>
フェッテル/5レッドブルが1分21秒にペースを落した。
<13時09分>
ハミルトン/2マクラーレンがメイン・ストレートからのブレーキングでウェバー/6レッドブルを交わした。
<13時10分>
ウェバー/6レッドブルが2℃度目のピットイン。5番手でコースに戻った。
<13時12分>
9番手にいたブエミ/16トロ・ロッソが3度目のピットイン。
<13時13分>
フェッテル/5レッドブルがペースを取り戻した。
<13時17分>
アロンソ/8フェラーリはハミルトン/2マクラーレンに水を空けられ、逆に後方からバトン/1マクラーレンに追い立てられる形になった。二人の差は1秒。
ターン8へのアプローチでバトン/1マクラーレンがアロンソ/8フェラーリを交わした。これでマクラーレンが1-2を形成することになった。
<13時19分>
アロンソ/8フェラーリはバトン/1マクラーレンに抜かれたが、置いて行かれることなく周回を重ねている。
<13時20分>
70レースの57周め、L.ハミルトンとJ.バトンのマクラーレンが1-2。以下、アロンソ/8フェラーリ、フェッテル/5レッドブル、ウェバー/6レッドブル、クビツァ/11ルノー、ロズベルグ/4メルセデス、シューマッハ/3メルセデス、ブエミ/16トロ・ロッソ、フルケンべルグ/10ウィリアムズが入賞圏内にいる。
<13時23分>
クビツァ/11ルノーが3度目のピットへ。
<13時24分>
メイン・ストレートでシューマッハ/3メルセデスの横に並んだブエミ/16トロ・ロッソが、コーナーへのアプローチでパス。
<13時26分>
ハミルトン/2マクラーレンが1分17秒台のファステスト・ラップを記録。直後に、新しいタイヤを得たクビツァ/11ルノーがそのタイムを塗りかえた。
<13時28分>
残り8周。マッサ/7フェラーリがシューマッハ/3メルセデスの背後に迫る。9番手争いだ。二人ともタイヤに黒いラインが見られ、苦しい状態で残り周回数をこなさねばならない。
<13時29分>
マッサ/7フェラーリがピットイン、タイヤとともにフロント・ウィングを交換、15はン手に落ちた。
<13時31分>
L.ハミルトンはJ.バトンを3.5秒離して5周先のゴールを目指している。タイムは1分18秒台で安定している。さらにアロンソ/8フェラーリは3秒後ろだが、フェッテル/5レッドブルに、11秒以上の差をつけている。
<13時33分>
気温は27℃、路面温度は40℃。厳しいコンディションの中で、リウッツィ/15 Fインディアがシューマッハ/3メルセデスの尻をつつき回している。M.シューマッハは、最終シケインをミスして逃げている。この争いが終盤のハイライトになりそうだ。
<13時36分>
総帥のロン・デニスが見守る中で、マクラーレンが1-2を果たした。トルコから連続の1-2。
シューマッハ/3メルセデスは、リウッツィ/15 Fインディアだけでなく、スーティル/14 Fインディアにも先を越されて、ポイント圏外に去った。
L.ハミルトンは、この勝利でポイントを109に伸ばし、J.バトンに3点差のポイント・リーダーに立った。もちろん、マクラーレンはコンストラクターズ・ポイントで大きなリードを築くことになり、L.ハミルトンとJ.バトンは笑顔で抱き合った。
3位以下のポイント争いは混沌としてきた。F.アロンソが94、M.ウェバーが93、S.フェッテルが90。2010年の闘いは、いよいよ本格的な展開を見せ始めた。




