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◆ヨーロッパGP 木曜記者会見 フェルナンド・アロンソ

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Q. 地元での2戦目になりますが、それぞれ意気込みをお願いします。
フェルナンド・アロンソ(以下、アロンソ)
地元だから、是非いい所を見せたいね。さいわい、僕たちスペイン人ドライバーには、2度そんなチャンスが与えられている。

Q.カナダGPは惜しいところでしたが、ここもこれまで幸運に恵まれたとは言えないレースですね?
アロンソ:
色々な意味で面白いレースになる。このところ、サーキットによって浮き沈みが激しくて、今回もカナダの時のようにマクラーレンやレッドブルと互角の戦いができるかどうか、とても興味があるよ。

Q.今回、ディフューザーなど新しいパーツを持ち込んでいるようですが、見通しはどうでしょう?
アロンソ:
マシンには毎回手を加えているから、問題は他のチームと比べてどうか、ということだ。この2週間もチームは頑張っていたから、いい結果が出るものと期待しているよ。もちろん、他のチームも休んでいたわけじゃないだろうけど、少しでも有利な状況になっていて欲しいものだね。

Q.給油が禁止された結果、全員が同じ重量で走り、レースがより緊迫するという意見がありますが、いかがでしょう?
アロンソ:
レースによって違うだろう。カナダのようにタイヤが厳しい時は、給油がない方が内容は良くなったみたいだね。逆にトルコでは、プライムタイヤに交換したあとは、まったく動きがなかった。予選でギャンブルする余地がないから、予選結果が決勝の成績を左右する確率は、今年の方が高くなっているんだ。どちらにせよ、一長一短ということじゃないかな。

Q.モントリオールのレース後、周回遅れに不満を述べていましたが、来年からは107%ルールを復活させるべきだと思いますか?
アロンソ:
カナダでは確かにそういう場面があった。ただ、19レースもすれば、結果は平均化されるだろう。他のレースでは他のドライバーが不利になるかもしれないしね。当面、何か言うつもりはないよ。来シーズンについてだけど、新チームがぎりぎりのタイミングで参戦してきた今年ほど、戦闘力の差は大きくなくなっていると思うよ。

Q.フィオラノで新しいマシンをテストしましたが、感触はどうでした?
アロンソ:
悪くなかったよ。カメラを積んだ撮影用のクルマについて時速60kmで走っていたから、とても安定していた。撮影車がいないときは、自分が10台もカメラを積んでいたしね。しかもF1マシンでフィオラノを走るのは初めてだったから、何とも判断できないよ。明日になれば、もうすこし判ってくるだろう。カナダの時にも進歩はあったし、これからもシルバーストン、ホッケンハイム、ブダペストとマシンはどんどん変っていく。最後のアブダビまで、ずっと長い開発努力が続くんだ。

【翻訳:Shigehiro Kondo】
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