ベルギーGP 木曜記者会見 1/2
木曜恒例の記者会見。今回はセバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)、 ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、 ミハエル・シューマッハ(メルセデス)、 セバスチャン・フェッテル(レッドブル)が参加。
Q.まず、休みをどう過ごしたかおしえて下さい。
ペドロ・デ・ラ・ロサ(以下、デ・ラ・ロサ) 家族と過ごして、いい休暇が過ごせた。いつものようにマヨルカ島へ行って、とても楽しかったよ。サイクリングをして、得意じゃないことがわかったけど、運動にはなったよ。
セバスチャン・ブエミ(以下、ブエミ) みんな同じじゃないかな。スイスへ帰ったり、モナコの家で過ごしたり。ザルツブルクで体力テストも受けた。とにかく、リラックスできたよ。
ルイス・ハミルトン(以下、ハミルトン) ハンガリーからアメリカ合衆国へ飛んで、友だちや彼女と過ごした。天気もよかったし、食べ物も美味しかったよ。
ミハエル・シューマッハ(以下、シューマッハ) 家で家族とのんびり過ごしていただけ。
セバスチャン・フェッテル(以下、フェッテル) 最初に休みをとって、それからトレーニングを始めて、シーズン終盤に備えたんだ。ヨーロッパの中部はあまり天気がよくなかったけど、それはいつものことさ。
Qザウバーは開発が進んでいましたが、今回もよさそうですか?
デ・ラ・ロサ: バレンシアから、かなりいろいろと変ってきて、レベルが上っているよ。シルバーストンのような高速サーキットだけじゃなくて、ハンガリーでも弱点だった低速コーナーの性能が上っていることを確認できた。これからも、戦闘力を高め、マシンが対応できる幅を広げてゆくことが重要だと思う。
Q.まだスピードには改善の余地がありそうですが?
デ・ラ・ロサ: まだ伸ばさなければならない分野があるということ。このコースだと、セクター2はよさそうだけど、スピードが重要なセクター1と3はどうなるかわからないね。
Q.休みの間、これまでのことを振り返ったり先のことを考えたりしたと思いますが?
ブエミ: 連戦のあとは、良かったところと悪かったところをしっかり分析するのが難しいから、2日ほどファエンツァへ行って、状況を分析した。特に予選では、改善すべき点がありそうだね。新品タイヤでペースが上らないとか…。金曜と土曜に新しいパーツを試して、様子を見てみるよ。Q3進出に近づければ、レース結果も違ってくるだろうしね。
Q.他のチームと比べて、新しいパーツが少ないようですね?
ブエミ: 去年と今年では大きな違いがあって、開発をすべて独力で行わなければならないから、いろいろなことに時間がかかるんだ。今後、Fダクトやブローン・ディフューザーなども手がけたいところだけど、何時になるかはわからないんだ。大事なのはともかく全力をつくすことで、新しいパーツが来た時は、効果をすべて引き出さなければならない。時間はかかるけれど、チームはできるだけのことをやってくれているよ。
Q.マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)は、まだマシンのポテンシャルを引き出しきれていないと言っていましたが?
ハミルトン: 走るたびに最高の感触が得られるんだけど、それでもライバルには届いていない。もう少しダウンフォースを高めることはできると思う。チームはいつもどおり、全力で働いているし、もちろん、僕もそうさ。
Q.ここはダウンフォースがあまり重要ではないため、マクラーレンには良さそうですが?
ハミルトン: いや、ここでもダウンフォースは大事だし、長いストレートでは、その効率がモノを言う。ただ、ハンガリーの時よりは、いくらか良いだろうね。明日も今日のようないい天気になって欲しいよ。