中国GP予選 トップ3記者会見 フェルナンド・アロンソ
◆予選3位 フェルナンド・アロンソ
Q.マレーシアとは違う展開になりました。3番手グリッドはこれで3回目ですが、予選でフェラーリはさらに上を狙えるのでしょうか?
フェルナンド・アロンソ(以下、アロンソ) 「予選では今のところ、これが精一杯だったよ。燃料を多く積んで、長い距離を走った方が、いくらかよくなると思う。予選の走りにも、今後は改善の余地があるだろうね。バーレーン、オーストラリア、今回とも3位だった。マレーシアはQ1で状況を読み違えてしまったけど、おそらくこれが最高の結果だろうね」。
Q.雨の方が勝つチャンスは大きいと思いますか?
アロンソ 「いや、ドライの方がいい。雨だと、全員にチャンスが出てくるだろうからね。予選の場合は、雨が降るとタイミングが難しくて、3秒くらいすぐに変るからたいへんだけど、レースでは全員がおなじ条件で走ることになるから、大きな違いはないんだ。雨が降っても、それはそれでかまわない。レース展開は面白くなるだろうけど、特にレースのペースでは僕たちのマシンがよく仕上がっているから、ドライの方が好都合なんだ」。
Q.昨日、もうすこしQ3の時間が短ければ、フロントローに並べたのでは?
アロンソ 「いや、昨日の午前中はマシンの状態、タイヤの空気圧、車高といった基本的なことのチェックに費やしていただけで、別に問題があったわけじゃないんだ。予選の性能に影響はなかったはずだよ。現状には満足しているし、新しいパーツも届いて、3位になれたのはそのおかげだと思うよ。コンマ2秒遅いだけで、7〜8番手まで落ちていたかもしれないから、新しいパーツを持ち込んでくれたチームに感謝しているんだ。そのおかげで、記者会見に出られたようなものさ」。
Q.昨日のデータを見ても、レースではフェラーリが有利なようですが?
アロンソ 「みんなが言っているとおり、明日のレースは天気しだいだろう。ずっと雨なのか、いつ降ってくるのかも大きな問題だよ。そういうレースになれば、誰にでも勝つチャンスがある。ピットストップのタイミングが勝敗を分けるだろうね。タイヤの選択を誤って、またピットに入るようなことになれば、それでお終いだよ。それが雨のレースの問題で、タイトル争いをしているチームやドライバーにとっては厳しいんだ。TVで見ている分には面白いだろうけどね」。
Q.ウェットではレッドブルに分があるのでは?
アロンソ 「冬のテスト中、ずいぶん雨の中を走ったけれど、比較の対象がないから、僕たちの戦闘力がどの程度なのか判断できなかったんだ。オーストラリアやマレーシアでも雨の中をまずまずのペースで走っているから、問題はないよ。もちろん、今言ったように、雨のレースはリスキーなんだ」。
Q.予選では3位で現状のベストとういことですが、その点をどうすれば改善できると思いますか?
アロンソ 「判らないよ。もちろん改善の必要があるよ。マシンの特性も、チームの考え方もそれぞれなんだ。マクラーレンに乗っていたときも、予選では速くて、決勝はフェラーリが速かった。マシンが安定していたり、タイヤへの負担が小さかったりといったことだろうね。フェラーリはそういう考え方で、多くの勝ち星を挙げてきたのかもしれない。肝心なのは日曜で、今回もそうなればいいと思っているよ」。