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中国GP決勝 トップ3記者会見 ジェンソン・バトン

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◆決勝1位 ジェンソン・バトン

Q.素晴らしいレースでした。最初にまた絶妙のタイミングでタイヤを交換し、セーフティ・カーが入ったあと、レースをコントロールしました。そして最終ラップに、心臓が止まりそうな瞬間もありました。

ジェンソン・バトン(以下、バトン) マシンの破片を片づけるためにセーフティ・カーが出ていたんだけど、そのときは心臓が口から飛び出しそうになったよ。あのときは、どうなるか判らなかった。大きなリードがあったのに、みんな追いついてきたから、ややこしい状況になったよ。レース終盤、新しいインターミディエイト・タイヤ(レインとドライの中間のタイヤ)を履いて、とても感触がよかったんだ。マシンの状態は最高で、タイヤに負担をかけることもなかったよ。ルイス(・ハミルトン)を引き離していたけれど、そこからまたレースが動きだしたんだ。ヘアピンでミスをしてラインを外れて、それからタイヤの温度が上らなくなったんだ。水に乗るたびに滑っていたし、ペースを落さざるをえなくなったんだ。この勝利は特別で、大きな意味がある。難しいレースだったのに、タイミングよくピットに入ったことも重要だった。速く走るだけではなく、路面コンディションを読みながら周回を重ねなければならなかった。ルイスの1秒前でゴールしたのだから、チームの力が証明されたと思う。ほんとうに素晴らしい結果だった。

Q.4レースを終えてタイトル争いをリードしていますが、マクラーレン・チームで戦ったこれまでの経過はどのような感じでしょう?

バトン よかったレースと悪かったレースははっきりしているよ。2勝と7位、8位だから。難しいコンディションが味方してくれたのは事実だけど、今日の結果は単なる幸運のおかげではないんだ。コンディションにあったタイヤを正しく選択していたからね。それでも、路面はとても滑りやすかった。インターミディエイトの消耗が激しいのは判っていたから、最初の決断も、レースが進んでから交換するタイミングも正解だった。いまでは、すっかりチームに溶け込んでいる感じさ。4戦してトップに立っているのも気分がいい。3週間のインターバルがあるから、ゆっくり次のバルセロナに備えるつもりだよ」。

Q.すごいレースでしたが、本人から見るとどうでした?

バトン ラスト4周以外は、とてもよかった。最後は雨がかなり激しくて、危ない場面もあったから。ルイスを引き離していたけれど、そのおかげでタイヤが消耗して、コースのいたるところで滑っていたんだ。なんとか勝ててほんとうによかったよ。

Q 早めにタイヤを交換したことの意味は?
バトン とても大きかった。それでレースが決まったんだ。セーフティ・カーが出ていなかったらどうなっていたか…。まぁ、ルイスのペース次第で判らなかったと思うけれどね。あれでインターミディエイトを履いていたドライバーは助かったはずだけど、スリック(溝なしタイヤ)でも思ったよりグリップはよかった。コンディションが毎周変るので、コーナーへの進入には注意が必要だったけれどね。チームからの指示でインターミディエートに交換したタイミングもよかったね。左側のタイヤが前後ともかなり消耗していたから。それに、雨もスリックで走り続けるには強くなりすぎていたしね。

【翻訳:Shigehiro Kondo】
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