スペインGP 決勝トップ3記者会見 マーク・ウェバー
◆優勝 マーク・ウェバー
「このレースに勝てたことは、他に比べようもないほどうれしいよ。ここはスタートから1コーナーまでが、すごく長い。そして僕の後ろには最高速に優れるクルマが何台も控えてたから、1コーナーを制することが絶対条件だと心に誓ってたんだ。かなりきわどい戦いになったけど、何とか首位を守れたよ。そのおかげで、最初のスティントは自分のペースで、タイヤをいたわりながら走れたんだ」。
「ピットインのあとはセブ(フェッテルの愛称)の代わりにルイス(・ハミルトン)が来ていたけど、2台の間隔は完全にコントロールできてたよ。現時点で僕らのライバルは、フェラーリとマクラーレンだ。でもシーズンはまだ始まったばかりだし、他にも潜在的に速いマシン、優れたドライバーはたくさんいる」。
「それから、僕らのマシンにしても、いろんな特性のサーキットでどんな挙動を示すか。どんな速さを披露できるか。それを見極めることが、これからの戦いで重要だと思う。速いマシンが必要なのは言うまでもないけれど、壊れてしまってはどうしようもないからね。でも同時に、トラクターのような頑丈で遅いマシンを作っても意味がない。理想的なのは、刃物の上を歩くように、ギリギリの信頼性で、最高のパフォーマンスのF1マシンを作ること。それをみんなが、目指してるんだ」。
【柴田久仁夫】