モナコGP 決勝トップ3記者会見 マーク・ウェバー
◆優勝 マーク・ウェバー
「モナコで勝って、選手権のトップに立った。間違いなく、僕の人生で最良の日だよ。ここでは確かに、予選でポールを取ることが重要だ。でもだからと言って、ポールシッターが簡単に勝利をものにできるわけじゃないんだ。レース中の2時間は、絶え間ない戦いの連続だったよ」。
「コース・コンディションは、どんどん変わって行く。周回遅れのマシンと、ひっきりなしに遭遇するしね。そして最後の最後までセーフティ・カーが出てきて、せっかく築いたリードがゼロになることが繰り返されたよ。タイヤの内圧をできるだけ下げないようにして、スタートダッシュを絶対に失敗しない。もうとにかく、試練の連続だったよ。文字通り、必死の努力の末の勝利だったんだ。アイルトン・セナや、他のモナコ勝者たちと同じ列に加われた。本当に偉大な瞬間だよ」。
「選手権トップに立ったからと言って、これまでと戦い方が変わるわけじゃない。最大の努力を重ねるだけさ。今週末のマシンは速いだけじゃなくて、信頼性も完璧だった。これが最終戦だったら、どんなにいいかと思うよ。実際にはシーズンは折り返し点にも届いてないけど、僕らは少しも未来を悲観してないよ。今日は望みうる最高の力を発揮することができたんだ。そしてその結果、最高の成果を手にすることができた。今日のような日をできるだけ繰り返すことができれば、夢はかなうはずだよ」。
【柴田久仁夫】