モナコGP 決勝トップ3記者会見 ロバート・クビツァ
◆3位 ロバート・クビツァ
「最前列の汚れた路面の方からスタートするのは、いつだって簡単じゃない。それでも僕はうまくこなせる方なんだけど、今日はマーク(・ウェバー)がグリッドから離れるのが、ほんのわずか遅いように見えたんだ。それで抜けると思って、スロットル・オンのタイミングがほんの少し早かったんだね。ホイールスピンさせ過ぎてしまって、セバスチャン(・フェッテル)のドア(進路)を締めようと思った時には、もう遅かったんだ。あとはフェリペ(・マッサ)に抜かれないようにするのが、精いっぱいだったよ」。
「でもそのあとは、セバスチャンのペースに十分付いて行けた。再スタートの時には、むしろ僕の方が速いくらいだった。ところが後半、ブレーキングを失敗して、フロントタイヤに大きなフラットスポットを作ってしまったんだ。凄い振動に見舞われて、緊急ピットインしないといけないかもと覚悟したくらいだったよ。ピットボードも見えないくらいの振動だったんだ」。
「むずかしいレースだったし、3位表彰台には満足してる。誰も僕らが表彰台に上がれるなんて、想像してなかっただろうしね。今のままではまだ、レッドブルやフェラーリ、マクラーレンにはかなわない。でもハンガリーやカナダなら、今日のような強さを発揮できるはずだよ」。
【柴田久仁夫】