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イギリスGP 決勝トップ3記者会見 ルイス・ハミルトン

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2位 ルイス・ハミルトン

Q.まだタイトル争いをリードしているわけですが、苦労していたレースでこの成績を挙げられたのは奇跡的なことだと思いますか?
ルイス・ハミルトン(以下、ハミルトン)
奇跡、というほどではないよ。すべて努力を重ねてきた結果だろうから。マシンの状態はすごく良かったしね。レッドブルほど速くはなかったけれど、とにかく全力をつくしたよ。今回は、初日からずっとそうだった。ジェンソン(・バトン)も今日は素晴らしいレースをしたし、チームに大切なポイントを持ち帰ることができたんだ。コンストラクターズ・タイトル争いでも首位を守っているはずだから、素晴らしいことだと思う」。

Q.懸命にマークを追い、最後は6秒差でしたが、今回レッドブルについてゆくのは難しかったのではあれませんか?
ハミルトン:
マークの戦いぶりは素晴らしかったから、ますは健闘を讃えたいね。ふたりとも速いから、純粋なスピードだけを考えるとついていけないだろうと思っていたよ。最初の2周は、何か問題を抱えているようだったから、難しいとはいえ、抜くチャンスがあるかもしれないと思っていたんだ。こちらも苦しかったけれど、とにかく全力で走ったよ。ずっと予選のタイムアタック並みの走りをしていんだ」。

Q.あなたは追いかける立場でしたが、マシンの状態が驚くほど良かったのではありませんか?
ハミルトン:
そんなことはないよ。マシンの状態は予選と同じようなものだったから。レース仕様では速く走れたから、予選の時ほど差はつかないだろうと思っていたけどね。後ろを走るのは楽ではないけれど、チームが最高の仕事をしてくれたおかげで、マシンの感触は素晴らしかったんだ。まだダウンフォースが不足気味だけど、なんとか戦うことができたよ。マークの走りがさすがだったということだろうね。ここは素晴らしい場所で、本当に充実した週末だった。ジェンソンも頑張っていた。これからも、良いレースを見せることができると思う」。

Q.2位という結果には満足しているのですね?
ハミルトン:
そのとおり。昨日も言ったように純粋なスピードではフェラーリやレッドブルにかなわないけれど、すべてはスタートにかかっていたんだ。上手く素早い出足で前へ出ることができたし、有利にレースを組み立てられたよ」。

Q.1周目にフェッテルと接触しませんでしたか?
ハミルトン:
気がつかなかったけれど、マシンを降りると左フロントに少し傷があったんだ。走行中は判らなかったから、ダメージがあったとしても軽いものだと思う」。

Q.スタートしてすぐ2位に浮上したときの感想は?
ハミルトン:
僕は僕の走りに集中していただけさ。セバスチャンがコースアウトしていなければ、2台のレッドブルと競り合いながらストウへ向っていたと思う。不思議なことに、最初は僕の方が速かったんだけど、すぐにマークがペースを上げだした。あの状況が単なる幸運の結果だとは思わないよ。すべて、皆で努力してきたおかげだろうね」。

Q.タイトル争いをリードして後半戦を迎える心境はどうですか?
ハミルトン:
この2戦で2位に入ったのは大きいよ。他のチームと違って、僕たちは今回、あまり新しいパーツを投入していなかったから。開発が進めば、レッドブルと互角に戦えるようになるはずさ。後半戦はレッドブルにフェラーリやメルセデスまでが加わって、より激しい展開になるだろうね」。

Q.初日からセッティングに苦しみながら、こんな結果が残せると思っていましたか?
ハミルトン:
予選が大きかったね。7〜8番手あたりだろうと覚悟していたけれど、4番手につけることができて、あれで状況が一変したんだ。そしてレースでは、速いペースを維持して走りつづけることができたよ」。

Q.あなたにとって、シルバーストンは何を意味しますか?
ハミルトン:
ここには歴史と伝統がある。実際に足を運ぶようになったのは十代の後半からだけど、イギリスのモータースポーツ史がここにはあるんだ。それから、多くのチームやファンやエンジニアがいて、あらゆる面で特別なんだ。こんな雰囲気のレースは、他のどこにもないよ。イギリスを代表してここで走れるのはたいへんな名誉なんだ。今日は勝てなかったけれど、とにかく全力をつくしたよ」。

【翻訳:Shigehiro Kondo】
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