ドイツGP 決勝トップ3記者会見 セバスチャン・フェッテル
3位 セバスチャン・フェッテル
Q.今回もポールスタートから、優勝を逃しました。
セバスチャン・フェッテル(以下、フェッテル) そうだね。本来は、いつもいいスタートを決められてるんだけどね。実際に何が起きたのか、今はよくわからないんだ。グリップがあり過ぎて、クラッチが噛み過ぎてしまった。それで一瞬エンストしそうになって、最初の5〜10mは、すごく貧弱な加速になったんだ。でもストールしなくて、本当に幸運だったよ。その時点でもうフェルナンド(・アロンソ)とはサイド・バイ・サイドになってて、そのまま耐えることはできなかったんだ。そして左からいきなりフェリペ(・マッサ)が出て来たのには、ビックリしたね。
それからは、いいペースで周回を重ねることができたよ。でも全体的には、フェラーリの2台の方がコンマ1〜2秒速かった。終盤にはペースが上がったけど、でもおびただしい数の周回遅れを抜かなきゃいけなかったし、それをしながらフェラーリとの差を縮めるのはほとんど不可能だった。今日の結果は僕らの最良だと思うし、フェラーリには素直におめでとうと言うよ。
Q.あなたとウェバーとの間も、フェラーリの二人と同じような状況ですよね。でも今日のようなことは、あなた方には起きていない。そのことに、誇りを感じてますか?
フェッテル: (ウンザリした表情で)もっと、他の質問はないの? そうだね・・もしかしたら彼らもぶつかってたかもしれないし、それはわからないよね。僕はずいぶん離れたところにいて、二人がどういう状況だったか見てないし。とにかく今の僕は目前のレースに集中して、くだらないことは考えないことさ。
【柴田久仁夫】