中国GP金曜記者会見
金曜恒例のチーム代表、または関係者を集めた記者会見。今回は、エンジニアを集めた記者会見で、アルド・コスタ(フェラーリ)、ジェームス・キー(ザウバー)、パディ・ロウ(マクラーレン)、徳永直紀(ルノー)、ジェフ・ウィリス(HRT) が参加。
Q.今年はいくつくらいのチームが勝ち星を挙げると思いますか?
パディ・ロー: 少なくとも2チーム。これでは答えになっていないかな?
アルド・コスタ: おいおい、頼むから3チームにしてくれよ。
ジェームス・キー: 今、アルドが言っていた調子で続けていくと、たぶん5チームに増えるだろうね。まだなんとも言えない。たった2レースを終えただけだから。タイヤをどれだけ使うかも、見掛けの速さを大きく左右する。たとえば可夢偉は2ストップでマレーシアGPを走り切った。もちろん、タイヤの寿命を延ばさなければならないから、タイムはどうしても目立たなくなる。一方、(マーク・)ウェバーは4回もピットに入っていたんだ。タイヤを交換した後にペースが上がるのは当然だ。まだ、レッドブルが無敵だと決まったわけではない。
ジェフ・ウィリス: 2〜4チームの間じゃないかな。タイトル争いに加わりそうなチームは4つある。しかし、実際にはそのうちのふたつが抜け出す可能性もあるだろう。たぶん、どのチームのことをいっているか、想像がつくと思うけど。
徳永直樹: 多くなると予想したいところですね。だから、4チーム。そう考えるのには理由があります。今年は、タイヤや可変ウイングやKERS(カーズ=Kinetic Energy Recovery Systemの略。運動エネルギー回生装置)など、不確定な要素が多いです。こういったものが組み合わさって、レースが流動的になる可能性が高いと思います。だから少なくとも4チーム。もちろん、ルノーがその中に入れることを願っています。