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「今日は僕とニコの日だよ」(ハミルトン)–アブダビGP決勝会見から

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激しいタイトルマッチが展開された2016F1GP最終戦。トップの権利でペースをコントロールし、シーズン10勝目、F1通算53勝目を飾ったルイス・ハミルトン。しかし、ロズベルグのポイントに追いつくことはできなかった。

レース終盤のペースコントロールにも容赦ない質問だ飛んだが、ハミルトンは、信念を貫いたことを語った。

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—-ルイス、今シーズン、あなたのファン、そしてみんなは、まさにジェットコースターに乗せられていました。あなたは信じられないドライブをし、多くの勝利をあげました。ポジティブにオフシーズンに入ることができますか?

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ルイス・ハミルトン(以下、ハミルトン):今年は多くの素晴らしいことがあったよ。特に、僕のメカニックとエンジニアとの絆がそのひとつだね。僕のサイドに加わった新しいメカニックとね。1年を通して、彼らは素晴らしい仕事をしたよ。僕は今年、多くの場所で最速だったことは、とてもポジティブだよ。

—-ピットからペースを上げるように言われたことで何度かイライラしましたか? また、チームとの関係が少しばかり冷えてしまうことを恐れませんでしたか?
ハミルトン:そんなことないよ。彼らがなぜ、僕たちにレースをさせなかったのかわからないよ。プロセスは非常にクリアだった。僕はこれ以上言わないよ。

—-ルイス、レースを失う恐れは、一度もなかったと言いました。でも、おそらく、あなたはセバスチャンが違うタイヤを履いていたことを知っていましたよね。彼がタイヤのアドバンテージを活かして、あなたに追いつくことを恐れてはいなかったのですか?
ハミルトン:リスクを感じたことはなかったよ。

—-タイトルがかかったレースでのプレッシャーの中での最後の数ラップ、ピットからの指示を聞いて、イライラしませんでしたか?

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ハミルトン:ちがうよ、最後はとても冷静だったよ。あなた達にとって厳しいものだったかもしれないけど、僕にとっては違った。今シーズン、僕は明らかに多くのポイントを失ったんだ。チームやブランドなどに害を及ぼすようなことは何もしていないよ。僕たちは、コンストラクターズ・チャンピオンをすでに決めていたから、今日は僕とニコの日だよ。でも、彼らがまだコメントを求めるなら、ディスカッションして、やり直さないと。でも、ニコがチャンピオンシップに勝ったことは変わらないんだ。チームもシーズンを支配して、他のどのチームよりも勝利を得たしね。

—-ルイス、ニコがマックスを追い抜くことに苦労していると知った時、チャンピオンシップに勝てるチャンスが増えるかもしれないと思いましたか?
ハミルトン:僕は何をすべきかチームから多くの情報をもらってはいなかった。少しプッシュして、少しだけギャップを築いた。僕は僕のレースをケアしていた。10秒かそれ以下のリードが必要かわからなかったし、タイヤを労って、自分の狙いを得ようとトライしたよ。ニコがマックスをパスして、ペースを上げたのをみて、僕もペースを上げたんだ。

—-ルイスに聞きます。チームメートをトラブルに追い込むためだけにレースペースをスローダウンさせるのは、フェアだと本当に思っていますか? フェアかという点のみで聞きます。
ハミルトン:今日僕は危険なことを何かしたとは思っていない。アンフェアとは思っていないよ。僕たちはチャンピオンシップを争っていて、僕がリードして、ペースをコントロールしてる。これがルールだよ。

【翻訳:Masataka Hoshi】

Photos by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team
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