カナダGP 決勝 序盤
<13時00分>
雨は完全に上がっているが、全車オレンジラインが入った”ウェット”(深溝)のレインタイヤを履いて、セフティカー先導にされて、隊列が動き始めた。
<13時02分>
雨は上がっているが、コースにたまった水しぶきが上がって、後続のドライバーのバイザーや車載カメラを叩いている。
スタート後20分くらいで雨が激しくなりそうだ、という情報が、いくつかのチームから無線でドライバーに伝わった。メルセデスは、ミハエル・シューマッハに、”15分は、このままの天候”であることが伝えられている。
<13時09分>
5周目にかかったことろで、正式なスタートが切られ、本格レースが5周目に始まった。
5アロンソ/フェラーリが1フェッテル/レッドブルの右隣に並びかけたが、1フェッテル/レッドブルがトップのままで1コーナーをクリアー。2コーナーへのアプローチで2ウェバー/レッドブルがスピン。4バトン/マクラーレンのミスを7シューマッハ/メルセデスが見逃さずに前に出た。
16小林可夢偉/ザウバーは、今回もスタートの巧さを見せて10番手で1周目を終えた。
<13時11分>
6周目のヘアピンで3ハミルトン/マクラーレンがコーナリングをミス、7シューマッハ/メルセデスが前に出た。これで5位。
<13時12分>
16小林可夢偉/ザウバーが8番手にポジションを上げて6周目を終えた。
<13時13分>
ホームストレートで、4バトン/マクラーレンの左リヤタイヤと、3ハミルトン/マクラーレンの右前輪が接触!! ハミルトンは、接触の反動で壁にあたって左リヤタイヤを失って、セフティカーが入った。ルイス・ハミルトンのアグレッシブさが祟った結果だった。
<13時17分>
4バトン/マクラーレンは、ピットでタイヤを交換ダメージなしを確認、タイヤを浅溝のタイヤに交換してレースに戻った。
ルイス・ハミルトンは、アグレッシブ過ぎた行動に、重いペナルティが想定されている。人種差別も絡んで、簡単には解決しない問題になる可能性も想定される。
<13時19分>
セーフティ・カーに引かれて、レースは10周目に入った。
10周目のオーダーは、以下の通り。
1. 1フェッテル/レッドブル
2. 5アロンソ/フェラーリ
3. 6マッサ/フェラーリ
4. 8ロズベルグ/メルセデス
5. 7シューマッハ/メルセデス
6. 16小林可夢偉/ザウバー
7. 9ハイドフェルト/ルノー
8. 10ペトロフ/ロータス・ルノー
9. 2ウェバー/レッドブル
10. 15ディ・レスタ/Fインディア
11. 12マルドナド/ウィリアムズ
12. 4バトン/マクラーレン
13. 14スーティル/Fインディア
14. 11バリチェロ/ウィリアムズ
15. 18ブエミ/トロロッソ
16. 21トゥルーリ/Tロータス
17. 17デ・ラ・ロサ/ザウバー
18. 20コバライネン/Tロータス
19. 24グロック/ヴァージン
20. 19アルゲルスアリ/トロロッソ
21. 22カーティケヤン/イスパニア
22. 25ダンブロジオ/ヴァージン
23. 23リウッツィ/イスパニア
3ハミルトン/マクラーレンはレースを終えている。
<13時24分>
セーフティ・カーがピットに逃げ、レースが再開した。雨は降ってないが、路面の水しぶきが視界を遮っている。
4バトン/マクラーレンは、セーフティ・カー先導のスピードリミット違反でピットスルーのペナルティを受け、ピットを通過した。ジル・ヴィルヌーブ・サーキットのピットロードの状況から、タイムロスは10秒程度で済みそうだ。
16小林可夢偉/ザウバーは、すでに7台をパスして6位にいる。土曜日の会見で、”雨は絶対に勘弁してほしい”とコメントしていたが、他のドライバーが可夢偉以上に雨を嫌っていた、ということかもしれない。
<13時30分>
雨は強くならない。ドライブスルーを受けた4バトン/マクラーレンが、その前に交換したインターミディエイトで最速ラップを記録している。
<13時32分>
5アロンソ/フェラーリがタイヤを交換。浅溝に交換したが、雨足が強くなり、水煙も厳しさを増している。
8ロズベルグ/メルセデスと7シューマッハ/メルセデスもピットインし、16小林可夢偉/ザウバーが現在3位。
<13時34分>
雨が極端に強くなってきた。コース上のクルマが見えないほどの強さで、セーフティ・カーが導入された。5アロンソ/フェラーリがピットインして、ウェットタイヤに交換した。4バトン/マクラーレンもピットで新たなタイヤに交換した。
<3時36分>
1フェッテル/レッドブルがタイヤを交換。16小林可夢偉/ザウバーはまだステイ。
<13時37分>
2ウェバー/レッドブルもピットイン。ステアリングも交換して7位でレースに戻った。
<13時38分>
6マッサ/フェラーリがトップからタイヤ交換のためにピットイン。
20周終了時点のオーダーは以下の通り。
1. 1フェッテル/レッドブル
2. 16小林可夢偉/ザウバー
3. 6マッサ/フェラーリ
4. 9ハイドフェルド/ルノー
5. 10ペトロフ/ロータス・ルノー
6. 15ディ・レスタ/Fインディア
7. 2ウェバー/レッドブル
8. 5アロンソ/フェラーリ
9. 17デ・ラ・ロサ/ザウバー
10. 4バトン/マクラーレン
11. 8ロズベルグ/メルセデス
12. 7シューマッハ/メルセデス
13. 14スーティル/Fインディア
14. 19アルゲルスアリ/トロロッソ
15. 24グロック/ヴァージン
16. 11バリチェロ/ウィリアムズ
17. 23リウッツィ/イスパニア
18. 18ブエミ/トロロッソ
19. 22カーティケヤン/イスパニア
20. 12マルドナド/ウィリアムズ
21. 25ダンブロジオ/ヴァージン
22. 20コバライネン/Tロータス
23. 21トゥルーリ/Tロータス
24. 3ハミルトン/マクラーレン
<13時39分>
8ロズベルグ/メルセデスと7シューマッハ/メルセデスもタイヤを溝の深いウェットに戻した。
<13時42分>
各ドライバーからピットに、特にヘアピン周辺は水が深くても運転することも不可能との報告が届く。セーフティ・カーは長引きそうだ。1フェッテル/レッドブルは、「後続のドライバーは、自分よりもっと視界が悪いのでレーススタートす
べきではない」と訴えている。
レーダーでも、強度の雨が伝えられている。雨は止みそうにない。
<13時45分>
文字通り、ザァザァ降りの雨になった。セーフティ・カー走行さえ危ぶまれる。
<13時46分>
赤旗が提示された。2位の16小林可夢偉/ザウバーは、ここでタイヤを新品にできる。
<13時50分>
全車がグリッド上で作業を進めている。
DRS計測開始位置からDRS使用可能位置の間で前車の約1秒以内にいればDRSが使用可能。DRSは、DRS使用可能位置からブレーキを踏むまで使用できる。