ロズベルグ、タイトルマッチでポール!!—アブダビGP予選
2014F1GP第19戦(最終戦)は、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行なわれ、タイトルのかかったニコ・ロズベルグ(メルセデス/ドイツ)が、シーズン11回目のポール・ポジョンを奪った。
タイトルを争うチームメイトのルイス・ハミルトンは、タイヤにバイブレーションが出るトラブルもあったが2番手。3位と4位に、トップ2と同じメルセデスのパワーユニットを搭載するウィリアムズのバルテリ・ボッタスとフェリペ・マッサが続いた。
今回が親しんだチームと別れを告げるレースとなるセバスチャン・フェッテル(レッドブル)は、今回もチームメイトのダニエル・リカルドの後塵を排する6番手、フェラーリ最後となるフェルナンド・アロンソは、フリー走行をトラブルで走れなかったマイナスをカバーしきれず、10番手グリッドからスタートすることになった。
メルセデス、ウィリアムズ、レッドブルがきれいに2台ずつ並ぶグリッド。ハミルトンとロズベルグの差は17点。最終戦はダブルポイントとなることから、ロズベルグは優勝しても、ハミルトンが2位だとタイトル逆転はできない。
また、参加できるかどうか、チームの財政と状況から危ぶまれた小林可夢偉は、月曜日にケータハムF1チームからの連絡で参戦が決定。厳しい状況としてはトラブルなく、レースに向けたスケジュールを消化したが、タイム的には大きく遅れ、チームメイトとして今回急きょ参戦が決まったウィル・スティーブンスを従えて、最後尾からレースをスタートする。
それでも小林可夢偉は、「完璧な週末を過ごせている。ファンを始め、チームに感謝し、いい結果でシーズンを締めくくりたい」とコメントした。
決勝レースは、明日日曜日の現地時間17時(日本時間22時)にスタートし、ヨットハーバーに囲まれた5.554 kmのヤス・マリーナ・サーキットを55周するトワイライト・レースを闘う。
※アブダビGP予選結果
◆アブダビGP予選トップ10
1. ロズベルグ+メルセデス
2. ハミルトン+メルセデス
3. ボッタス+ウィリアムズ
4. マッサ+ウィリアムズ
5. リカルド+レッドブル
6. フェッテル+レッドブル
7. クビアト+トロロッソ
8. バトン+マクラーレン
9. ライコネン+フェラーリ
10. アロンソ+フェラーリ
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team