メルセデス復活?–スペインGP初日トピックス
毎年、本場ヨーロッパ・ラウンドの初戦として本格的なシーズンの幕開けを告げるスペインGP。5月12日金曜日のスケジュール初日、今年も変化が見えるスタートとなった。
まず、まるで別物のようにボディ各部を進化させたメルセデスが、2台だけ1分20秒台を記録して、リードを築いたこと。ルイス・ハミルトンがバルテリ・ボッタスから主導権を取り返す結果だったことも印象的だった。
とはいえ、2位のボッタス+メルセデスと3番手のフェッテル+フェラーリの差は0.2秒ほど。フェッテル+フェラーリは午前中にギヤボックストラブルに見舞われながらの結果だったことから、まだまだ余力はありそう。フェラーリは、チームメイトのキミ・ライコネンも、0.1秒ほどの差で好調な初日を終えた。
上位8台が、メルセデス、フェラーリ、レッドブル、ルノーと2台ずつキレイに並ぶ結果となった。
一方、ここでも不遇を囲ったのがマクラーレン・ホンダだった。フリー走行1開始早々、フェルナンド・アロンソが、僅か2周しただけで、自分の漏らしたオイルを踏んでスピン。フリー走行1を棒に振った。
幸い、オイルリークだけのトラブルだったため、フリー走行2は30分ほど経過したところで復活したが、結局最後尾。しかし、一方のストフェル・ヴァンドーンは、ほぼ順調にプログラムをこなし、13番手を記録した。
明日の土曜日は、11時からフリー走行3、14時から予選が予定されている。
◆2017F1GP第5戦スペインGPフリー走行2結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. ボッタス+メルセデス
3. ライコネン+フェラーリ
4. フェッテル+フェラーリ
5. フェルスタッペン+レッドブル
6. リカルド+レッドブル
7. フルケンベルグ+ルノー
8. パーマー+ルノー
9. マッサ+ウィリアムズ
10. サインツ+トロロッソ
11. グロジャン+ハース
12. オコン+フォースインディア
13. ヴァンドーン+マクラーレン・ホンダ
14. ペレス+フォースインディア
15. マグヌッセン+ハース
16. エリクソン+ザウバー
17. ストロール+ウィリアムズ
18. クビアト+トロロッソ
19. ウェーレイン+ザウバー
20. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
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Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team