F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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韓国GP 金曜記者会見

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金曜恒例のチーム代表、または関係者を集めた記者会見。今回は、ジョン・ブース(ヴァージン/チーム代表)、ロス・ブロウン(メルセデスGP/チーム代
表)、ポール・ヘンベリー(ピレリ/ピレリ・モータースポーツ・ディレクター)、クリスチャン・ホーナー(レッドブル/チーム代表)、マーティン・ウィッ
トマーシュ(マクラーレン/チーム代表)が参加。


Q.こことインドでタイヤの選択をどうするか、教えてもらえますか?
111014PC-4.jpgポール・ヘンベリー(以下、ヘンベリー):今回はソフトとスーパーソフトだ。集めた情報から、韓国の路面にはグリップを重視した方がいいと判断した。かなり思い切った選択だが、インターミディエイト
の様子を見ると、消耗が特に激しいということはなさそうだ。インドは新しいサーキットなので、ソフトとハードを持っていく。ソフトは年間を通じて使ってきたもので、ハードは安全を考えてのことだ。来年に向けての準備でもある。来年の選択にも役立つだろう。ただ、F1はシーズン中にもどんどん進歩しているので、合わせるのは大変だが、できる限りの努力を続けている。

Q.明日と明後日がドライになった場合、かなり消耗が激しくピットストップの回数は多くなると言われていますが?
ヘンベリー:
5回か6回という声もあるが、そこまではいかないと思う。3〜4回というところだろう。今日もドライになって欲しかったけれど、天気だけはどうしようもない。ここは去年も雨が降ったし、なかなか難しいところだ。

Q.Q3用のタイヤについてはどう考えていますか?
ヘンベリー:
詳しくは知らないんだ。しかし、Q3で走らないチームがあるのは、やはり問題だろう。チーム側から見れば、タイヤを温存してレースを有利に進めようということだが、ファンにとっては面白くないだろう。私たちにできることがあれば、喜んで協力するつもりだ。

Q.来年に向けて、かなり大きな動きがありそうですね?
111014PC-5.jpgジョン・ブース(以下、ブース):そのとおり。パット(・シモンズ)は2012年のデザインチームを編成するためにロンドンへ帰っている。マクラーレンとの協力関係はますます強固になっており、これからも互いに理解しあう努力を続けなければならない。

Q.現在の状況はどうなっているのですか?
ブース:
両者にとって大変プラスになっていると思う。どちらも、可能な限りの成果を挙げようと懸命だ。デザインそのものを除き、マシンのあらゆる側面で協力している。

Q.具体的な計画はあるのですか?
ブース:
パットはしょっちゅう電話をかけている。計画はもちろんあり、それを軌道に乗せるには。まず緊密な関係を築くことが重要だ。

Q.チームにとって、これが700回目のグランプリということになりますが?
マーティン・ウィットマーシュ(以下、ウィットマーシュ):

ちろん誇りに思っている。フェラーリには及ばないが、それでも700戦というのはたいした数字だ。この世界で認められている証拠だろう。100戦目、
200戦目、300戦目、400戦目と、過去のマシンをふり返ってみるだけでも楽しくなる。また、先を見ると、この後まだ700回のレースを戦っていけた
ら素晴しいだろう。チーム全体にとって、記念すべき出来事と言えるだろう。

Q.鈴鹿の勝利でチームの士気は上がっていると思いますが?
111014PC-2.jpgウィットマーシュ:
れまでも、勝てるはずだという自信を失ったことはない。ただ、今年はレッドブルに対して、すこし立ち遅れていただけだ。終盤の5戦を迎える時点で、いつで
も勝てるという見通しはあった。鈴鹿のような場所で勝てたのだから、もちろんみんな喜んでいる。ジェンソンのドライビングはほんとうに素晴しかった。2週
連続のレースだったので、お祝いをしている時間が短かったことだけが、すこし残念だ。

Q.鈴鹿のレース前、ジェンソンはレッドブルのロングランを見て厳しい戦いになると言っていましたが、見通しを覆して勝てたのはなぜでしょう?
ウィットマーシュ:

するに、金曜の走行を外から見ていても正確なことは判らないということだ。どれだけ燃料を積んでいるかによって、ロングランのペースはまったく違ってく
る。その点、ジェンソンは燃料の消費に伴って変わるマシンのバランスに上手く対処できるドライバーだ。タイヤの消耗と言う要素もある。エンジニアはドライバーと協力してそうした要素を克服していくわけで、戦術がツボにはまればいい結果が出る。

Q.鈴鹿について、おなじ質問です。
クリスチャン・ホーナー(以下、ホーナー):
鈴鹿の金曜、マクラーレンは1周のタイムが素晴しいのに対して、ロングランは冴えなかった。逆にウチはロングランが速かった。予選と決勝のどちらを重視する
かは、つねに妥協の産物だから、いろいろな展開が考えられる。前回の決勝は、思ったほど上手くいかなかった。膨大なデータを基に戦術を組み立てるのだが、
フリー走行のときとおなじようにいくとは限らない。

Q.2年連続のタイトル獲得に、チームのスタッフやレッドブルの首脳はどう反応していますか?
111014PC-1.jpgホーナー:
にかくセバスチャンは開幕からずっと素晴しい働きをしていた。稀に見る活躍と言えるだろう。9勝して2位が4〜5回。3位と4位が1回ずつと、まさに完璧
な内容だった。どれも楽勝だったわけではなく、モナコやバルセロナのように苦しい戦いを制したこともある。それをモノにできたのはドライバーがずば抜けて
いたからだ。チーム全員が、彼を誇りに思っている。鈴鹿の後は、もちろんみんなでお祝いした。しかし、今はもう切り替えていて、コンストラクターズ・タイ
トルを目指している。ふたつの選手権は、どちらも重要だ。したがって、この韓国GPにも、全員が力を入れている。

Q.戦い方はこれまでと変わらないということですね?
ホーナー:
まっ
たく変わらない。今シーズン、私たちの戦い方は非常に良かったと思う。チームワークは完璧だった。技術面も同様で、マシン開発は順調に進んでいた。モン
ツァやスパなど、あまり有利ではないと思われたレースでも勝ち星を挙げ、鈴鹿では3連勝という実績がある。だから今回も、ここまでのレースとまったくおな
じアプローチでいく。その点はブラジルでチェッカード・フラッグを受けるまで変わらないだろう。

Q.鈴鹿ではミハエル・シューマッハーがトップに立つ場面があり、メディアセンターは大いに湧きましたが?
ロス・ブロウン(以下、ブロウン):
ここまでの展開は、希望通りとは言えない。レッドブルとの差を、結局シーズンが始まった時点からここまで、詰めることができなかった。開発のペースからする
と、むしろ遅れを取っているくらいだろう。F1の進歩は大変速いので、まったく気を抜くことはできない。もちろん、ミハエルが先頭を走っている姿を見た時
は、感じるところがあった。ピットストップのあやがあったとはいえ、とにかくレースをリードしていたんだ。このところ、セルジオ(・ペレス)との一件が
あったシンガポールをのぞいて、ミハエルは大変いいレースをしている。鈴鹿での光景は、それを改めて裏づけるものだった。

Q.次のインドGPは、どのチームにとっても始めてのサーキットでおこなわれますが、どう戦いますか?
111014PC-3.jpgブロウン:できるだけ情報は集めている。それを基に、シミュレータも動かしているので、ドライバーも大まかな感触はつかんでいるはずだ。もちろん不完全なものだが、な
いよりはいいだろう。実際にやってみないと判らないことがたくさんあるのは当然だろう。例えば路面の状態などは、予測できない。というわけで、基本的には
いつもどおりの準備をして乗り込むことになる。

Q.初めてのサーキットが有利になるということはありませんか?
ブロウン:
それはないだろう。あるとすれば、ウチのチームがあらゆる状況に柔軟な対応ができるということぐらいだ。ただ、その点、有力チームはすべておなじだろう。大きな違いがあるとは思えない。

【翻訳:Shigehiro Kondo】
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