ローマGP、開催にはフェラーリが不可欠
2012年にイタリアのローマで開催予定のローマGPは、スクーデリア・フェラーリがF1から撤退した場合は開催を断念しようとしている。
ローマのジャンに・アレマンノ市長は「ローマGPはイタリアのF1ファンのために開催されるものだ。それなのに、フェラーリが不在ではF1GPを開催する意味がなくなってしまう。」とコメント。
フェラーリは、FIAが来期から導入予定のチームの年間予算案に合意できないとして、予算案の内容変更がない場合は撤退すると表明。
※F1参戦チームの年間予算案(バジェット・キャップ)
FIAが2010年から導入しようとしている年間予算案は、基本的に4000万ポンド(59億円)を上限とするもの。予算がそれを上回っても問題はないが、限度内に予算を抑えると、現在は制限されている一部の制限が解除され、レースを
有利に戦えることとなる。このように、2つのレギュレーションがF1に存在することに反対しているスクーデリア・フェラーリ、BMWザウバー・F1・チーム、レッドブル・レーシング、パナソニック・トヨタ・レーシングは撤退も辞さない構え。