インフィニティ・レッドブル・レーシング【カナダGP プレビュー】
◆セバスチャン・フェッテル
「カナダはすごく要求の厳しい高速レーシング・トラックで、ガードレールとコンクリートの壁に囲まれてるんだ。ここは間違いなくかなりのリスクがある場所で、特に”殿堂の壁”って呼ばれるターン15だね。そこは壁から数センチのとこを走るんだ。最初の危険なゾーンはスタートにすでにある。すごく狭くて右-左と抜けていくんだけど、とにかくほかのマシンンにぶつからないようにしなくちゃいけない。そうしないとクラッシュしちゃうからね。カナダGPでセーフティ・カーが出るのは珍しいことじゃない。GPの前の水曜日、僕はトロントでインフィニティと彼らのゲストと一緒にインフィニティ・ドライビング・デイで一日過ごすんだけど、楽しくなりそうだよ。デビッド・クルサードや何人かのインフィニティのゲストとホットラップを披露する予定だよ」。
◆ダニエル・リカルド
「グリッドにいるみんなのモチベーションが下がってるんじゃないかと思うけど、ここはもう少し接戦にしてくれる種類のサーキットだよ。要求がもっとも厳しくて、本来得られるはずの結果が得られなくなくなる傾向があるね。モントリオールは間違いなくそのカテゴリーに分類されるよ。どのシケインでも(ヘアピンでも)タイムを削ることもその逆もできるけど、大事なコーナーはたぶん最後の一つだろうね。トップスピードでそこに到達して、正しく抜けるためにかなりブレーキをかけていくんだけど、縁石の使い方でタイムを大きく変えられるんだ。反対側は簡単にミスしちゃうし、もしそうなると、その先には大きな壁が待ち構えてる。(それを対処するには)明確な選択肢がある。何人かはそこをキレイに抜けるために、安全を考慮してコンマ数秒を犠牲にする。それ以外は少しでも稼げるようにリスクを冒して全開で行く。(壁に)近ければ近いほど速く抜けられるよ。(攻めてることを実感できて、)壁にキスするといい気分になるんだ。激しいキスをしちゃうと、そこでおしまいだけどね」。
【翻訳:STINGER】
顔写真提供:Infiniti Red Bull Racing / Getty Images