スクーデリア・トロロッソ【カナダGP プレビュー】
【カナダGP プレビュー】
◆ジャン-エリック・ヴェルニュ
「ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットはマシンにとって間違いなく、すごくハードだよ。去年は僕にとってすごくいいグランプリになったし、今回もそのパフォーマンスを持続させるつもりだよ。ただ、僕が2013年にできた6位フィニッシュは簡単じゃないだろうね。最初のセクションのあとにへヴィ・ブレーキング・ゾーンがあるからブレーキへの要求も厳しいし、ロング・ストレートもあるから、十分なトップスピードも必要だよ。だから、そこではエアロを少なくして走るんだ」。
「カナダの週末が楽しみだし、僕はモントリオールに行くのが好きで、街は本当にクールだから、このイベントは、個人的には年間最高レースとして3本の指に入るね。みんなこのトラックは危険って言うけど、それは一部の意見だと思う。サーキットによっては、バリアから100メートル離れてて、ちょっと退屈なところもあるからね。左に右に壁が迫る中、コーナーを全開で抜けて、限界ギリギリを正確に走ると、ランオフエリアが数百メートルあることを知ってるところを全開で走るのとは全然違った感覚を味わえるよ」。
「ピット・ストレートの前にある最終コーナーがいい例だね。いいコーナーだし、高速で、大きな縁石を2つ飛び越えないといけないから、マシンが高速でジャンプするのは、昔やってたカート時代みたいだよ。キレイなジャンプを決めるのはアートだよ」。
◆ダニール・クビアト
「ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットもカレンダーの中で僕がこれまでレースをしたことがないサーキットで、カナダも初めて訪れる国だよ。準備をする上で、テレビでいくつかのカナダGPを観たんだけど、特にオンボードの映像だったんだけど、2〜3日前にはシミュレーターも使っての準備もしたよ。最初の印象としては、面白い週末になりそうだって感じだよ。トラックはストップ&ゴーのセクションがたくさんあるし、それだけじゃなくて、ヘアピンとシケインもある。チャレンジングになりそうだし、いつもみたいに、正しいリズムを探して、ラップをまとめることになるよ。あんまりランオフエリアがないところがちょっとモナコに似てるけど、モナコを経験した今、難しいことは何もないよ! 僕がカナダについて知ってることは、美しい場所で、僕らロシア人みたいにアイスホッケーが大好きだってことがすべてだから、もし時間があればモントリオールのホッケー・スタジアムに行ってみたいね」。
【翻訳:STINGER】
顔写真提供:SCUDERIA Toro Rosso / Getty Images