マクラーレン・メルセデス【カナダGP(日)】
◆ジェンソン・バトン(MP4-29-04)
グリッド=9番 / 決勝=4位
「なんてファンタスティックなレースだったんだ! ダニエル(・リカルド)おめでとう。僕は彼の大ファンで、彼はすごくいいヤツだし、彼は間違いなく(勝てるF1ドライバーとしての)スキルを手に入れたね。グランプリ初勝利はいつだって特別だし、彼は本当によくやったよ」。
「オプション・タイヤを履いてた最初のスティントは僕にとってタフだったから、かなり早めにプライムに交換することに決めたんだ。だけど、ずっとトラフィックに引っかかり続けちゃってね。ここはあちこちにマシンがいたから。1台のマシンとバトルしてるときは抜くのがラクなんだけど、かなりのマシンがいると難しくなる。たくさんのドライバーがDRS(可変リヤウイング)を使えるからね。」。
「だけど、最後まで僕のやり方で切り抜けたよ。フェルナンド(・アロンソ)とニコ(・フルケンベルグ)に対してはイチかバチかだったんだ。ヘアピンでフェルナンドはもう少しでニコに当たりそうで、インサイドに飛び込まないといけなかった。それで、2台はワイドに走ってたから、彼らのインサイドに飛び込んだよ」。
「ファイナル・ラップでフェリペ(・マッサ)とチェコ(ペレス)のあいだで起きたようなアクシデントは絶対見たくないよ。だけど、運よく2人とも無事にマシンを降りてたし、それはよかったよ」。
「今週末の結果から、僕らのマシンは全体的にいい感触だってことがわかったよ。前進できてるのは励みになるね。スムーズなレースだったら4位になれたとは思わないけど、それでも今日はいい仕事をしたし、喜ぶべきだね。(今日獲得した)ポイントは役に立つし、それがオーストリアでも僕らがいい仕事をするように駆り立ててくれる」。
◆ケヴィン・マグヌッセン(MP4-29-01)
グリッド=12番 / 決勝=9位
「レースの前、今日はポイントをゲットできれば満足だろって自分に言い聞かせてたんだ。2台ともトップ10入りしたのはチームにとってすばらしいけど、チャンピオンシップで僕らの前にいるチームを捕まえるには、まだやることが残ってるのはわかってる」。
「今はみんな一生懸命プッシュしてるし、僕らはとにかくそれよりもう少しハードにプッシュしないとね。今、僕らはやっと(目指しているレベルに)辿り着けたところだと思う。MTC(マクラーレン・テクノロジー・センター)でいいことがいろいろ起こってるからね。それから、チーム全体が全力で本当に素晴らしい仕事をしてくれてるよ」。
「今日はちょっとチャレンジングでフラストレーションがたまるレースだったよ。タイヤのケアに集中しないといけないときはツラいからね。僕は長いこと(ジャン-エリック・)ヴェルニュとレースしてたんだけど、彼をパスできるほどのぺースが僕にはなかったよ。」。
「ただ、(今日のレースは)励みになるものだったよ。明確なステップを踏める計画が進行中だけど、相対的に、今はまだ僕らにとって厳しい状況だよ。僕らは辛抱強く待つ必要があるし、その”とき”はいつかやってくるよ」。
【翻訳:STINGER】
顔写真提供:McLAREN MERCEDES