マクラーレン・メルセデス【オーストリアGP プレビュー】
◆ジェンソン・バトン
「まず、オーストリアに戻れるのはすばらしいね。オーストリアGPにはたくさんの歴史があるし、この国にはかつて偉大なドライバーやチャンピオンたちがいて、それから世界クラスのチームも輩出して、ここでまたレースをやれるっていうのは僕らにとっていろんな意味があるよ」。
「次に、すばらしい会場だし、グランプリにはファンタスティックなロケーションだと思うよ。以前来たときには新鮮な山の空気、パドックに日がさす前の朝は涼しいし、サーキットにすばらしい感触を与えてる、速くて流れるようなコーナーはまだ残ってる。ターン1に向かうレーシング・ラインは、出口の縁石を越えてターマックのランオフに深く入って行くのを覚えてるよ。あれはクレイジーだったよね!」
「この10年でどう変わったのか確かめるのが楽しみだよ。基本は変わってないらしいし、ピットとパドックは刷新されたって聞いてる。いい判断だと思うよ。トラックはシンプルだけどすばらしいからね。小さくてクラシック(なサーキット)だよ」。
◆ケヴィン・マグヌッセン
「(ルーキーの自分が)こういうのもヘンな感じだけど、F1のグリッドに並んでるどのドライバーの中でも、レッドブル・リンクでの最近のレース経験が一番多いのは僕なんじゃないかな。去年の夏にワールドシリーズbyルノーで2戦を闘ってるからね」。
「すごくクールな場所だよ。このサーキットはコクピットの中で常に何かしてないといけないから、休まる暇がない。ちゃんとまっすぐなストレートはスタート/フィニッシュ・ラインがある1本だけだけど、それは高速コーナーに挟まれてるからリラックスできるチャンスは最小限だね」。
「だけど、それが面白くしてる。コーナーに次ぐコーナーで終わりがないから、毎ラップでアドレナリンが湧き出てくるよ。ここではマシンをしっかりコントロ-ルする必要があるし、シンプルに1周が体力的にタフだから、思い通りにキッチリやれるようにしたいし、ドライバーは実際やることが多いから、可能な限り要求に応じてくれるマシンが必要だね」。
「カレンダーに加わったのはすばらしいことだと思うよ。サーキットは本格的なレーストラックだし、ファンは情熱的で会場はすばらしいからね」。
【翻訳:STINGER】
顔写真提供:McLAREN MERCEDES