ベルギーGP初日トピックス
◆休みが明けても、メルセデス!?
7月27日決勝の前戦ハンガリーGPからほぼ1カ月。夏休みを挟んだ2014F1GPは、ベルギーのスパ-フランコルシャンに舞台を移して後半戦に突入した。
◆フェラーリがジワリと上昇?
夏休み明けのフリー走行1。金曜日の結果を見ると、メルセデス優勢の勢力図に変化はないが、フェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンが3番手と5番手にいる。もっとも、金曜日のフェラーリは、いままでも速かった!?
しかし、ライコネンはフリー走行2では15番手に沈んだものの、アロンソは午後になっても、メルセデスの2人と同じ1分49秒台を記録している。
◆ロッテラー+ケータハム
小林可夢偉のシートに、アンドレ・ロッテラーが座ることになった。正式発表はスケジュール開始の前日という、電撃交代だった。
ロッテラーは、2005年のジャガー・レーシングのテスト・ドライバー以来、久々の帰り新参としてF1のステアリングを握った。扱いが難しいといわれるピレリ・タイヤという条件もあったが、チームメイトのマーカス・エリクソンを上回った。
しかし、午後には先輩格のエリクソンが僅かに0.043秒だがロッテラーを上回った。19番手エリクソンと、18番手のチルトン+マルーシアとの差は、0.01秒。
ちなみに、今回のケータハムの二人は、エリクソンが2009年にF3で、そしてロッテラーが2010年にフォーミュラ・ニッポンで、それぞれ日本でシリーズチャンピオンを取っているが、どちらも、先日40周年記念パーティを行なったトムス・チームからの参戦だった。
◆フェッテル+レッドブル、またもトラブル!!
フリー走行1で、レッドブルは、9番手と11番手。今回も、前が”後輩”のダニエル・リカルドだった。しかし、セバスチャン・フェッテルは、「単純比較しないでほしいね。ボクの方はトラブルでいくつもレースを失っているから」、と報道陣の質問に反抗。今回も、パワーユニットが愚図って、フリー走行1で、最多のロズベルグ+メルセデスの25周に比べて、僅か9周しかできなかった。リカルド+レッドブルは、19周を消化した。
※ベルギーGP放送スケジュール
Photo by Ferrari S.p.A / FOTO STUDIO COLOMBO