イタリアGPが面白くなるこれだけの理由!!
イタリアGPは、熱狂のじゅんびを整えている?!
午後の予選に向けた最終調整のフリー日走行3。午前11時から1時間のそこで、イタリアGPが面白くなりそうな現象が見え隠れした。
◆どうしたメルセデス?!
昨日のフリー走行2でハミルトンが30分しか走れなかったのに続いて、今日のフリー走行3では、ロズベルグ+メルセデスが、確認走行を3度繰り返しただけで、連続走行を行なえないまま、ピットで待機を強いられた。
メルセデスのパワーユニットは、強いだけに脆い? そして、対するハミルトン+メルセデスは、23周の最多ラップをこなしてトップタイム。
タイトルを争うロズベルグとハミルトンの二人の心境が、予選でどう交錯するか、観る方には楽しみな状況。
◆イタリア、大喜び!!
お膝元のモンツァでフェラーリの2台が好調。アロンソ+フェラーリがハミルトン+メルセデスに僅差の2番手、ライコネン+フェラーリも、フェッテル+レッドブルに続く7番手にいる。
会場には、いつものイタリアGPのように、ルカ・ディ・モンテゼモロやピエル・ラルディ・フェラーリも顔を見せ、イタリアは予選に向けて温度上昇気味。
◆ウィリアムズ3-4番手!!
そろそろ表彰台最上段? と囁きが聞こえるウィリアムズ。ボッタスとマッサが好位置に着け、トラブルが続くメルセデスとは好対照の仕上がりを見せている。
ウィリアムズは、最高速にも伸びがあり、ダウンフォースを削ったその状況でも安定した走りを見せている。
◆可夢偉、見事な快走!!
小林可夢偉+ケータハムがフリー走行3で18番手に食い込んだ。ライバルのビアンキ+マルーシアは、16番手だが、その差はコンマ26秒。すべてが上手くすすめば、Q2進出も視野に入った?
とはいえマシンは、特にリヤのスタビリティ不足で不安定。ブレーキングでフロントをロックさせたり、コーナーを曲がれない場面を何度か見せていた。
しかし、そのマシンで、同僚のエリクソンに1秒近い差を付けた小林可夢偉のこのタイムは立派。予選でも調子を持続せんことを!!
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