日本GP 予選Q1
<09時55分>
鈴鹿の空は完璧な秋晴れ。気温は25℃と秋というより初夏を思わせる温かさだ。路面温度は27℃。状況的には、最初のフリー走行が行なわれた金曜日と同じようなコンディションで、予選が始まる。
ただし、雨に現れた路面は表情を変えている。金曜日のデータをこの天候にどうフィットさせるのか。
青空とはいえ、所々にウェットパッチ(塗れた部分)がコースに残っている。
レッドブルは今日も駿足を見せるのか、F.アロンソとL.ハミルトンは、それぞれフェラーリとマクラーレンをどう調教して予選を闘うのか。可夢偉はどこまで魅せてくれるのか、そして、左近は、与えられた状況の中で力を活かしきれるのか。
様々な思惑を内包した予選が始まる。
<10時00分>
ペトロフ/12ルノーが最初にコースに入った。黄色が秋空に映えている。バリチェロ/9ウィリアムズ、フルケンべルグ/10ウィリアムズ、ブエミ/16トロ・ロッソ、トゥルーリ/18ロータス、L.ハミルトン、バトン/1マクラーレンもコースに出た。
<10時03分>
2台のレッドブル、アロンソ/8フェラーリ、クビツァ/11ルノー、小林可夢偉/23ザウバー、左近/20イスパニアはピットにいる。コースにラバーが乗るのを待つ作戦か。
<10時05分>
フルケンべルグ/10ウィリアムズが1分33秒秒台でトップ。ペトロフ/12ルノー、以下は1分34秒台。小林可夢偉/23ザウバーもピットを出て、まずは、1分36秒台からタイムを記録し始めた。左近/20イスパニアも1分37秒台から周回を始めた。
<10時07分>
シューマッハ/3メルセデスとアロンソ/8フェラーリが、スプーンの立ち上がりで交錯する場面が場内のモニターに流れ、緊迫したムードが高まった。
シューマッハ/3メルセデスは4番手に着けている。
トップタイムはバリチェロ/9ウィリアムズ。唯一の1分32秒台だ。2番にN.フルケンべルグ。ウィリアムズが1-2。
<10時08分>
セクタータイムは、バリチェロ/9ウィリアムズ、フルケンべルグ/10ウィリアムズ、シューマッハ/3メルセデス。
<10時10分>
残り5分。徐々にラバーも乗ってグリップが高くなり始めている。ここからがアタックチャンスだが、渋滞をうまくさけてコースインさせるのがチームの重要課題だ。
<10時11分>
小林可夢偉/23ザウバーは、現在10番手。
この時点でクビツァ/11ルノーはまだピットを出ていない。
<10時13分>
S.フェッテルとM.ウェバーのレッドブルがアタックに入った。そろそろ”本気モード”だ。まずはフェッテル/5レッドブルがフルケンべルグ/10ウィリアムズのタイムを更新してトップに立った。
<10時14分>
クビツァ/11ルノーがコースイン。余裕のアタックを開始した。
<10時15分>
クビツァ/11ルノーは、まずは13番手のタイムを記録した。
<10時18分>
現在12番手の小林可夢偉/23ザウバーが二度目のアタックに出た。渋滞はない。セクター1を自己ベストで通過。セクター2もうまく纏めたが、セクター3でタイムを延ばせず。それでも9番手にくい込んでいる。
<10時20分>
左近/20イスパニアは、最後尾だが、チームメイトのB.セナとタイム差をコンマ1秒以内に押し込んだ。いい予選を戦ったことになる。
新興3チームの中から、ブエミ/16トロ・ロッソを加えた7台がノックアウトされた。
フェッテル/5レッドブルがフルケンべルグ/10ウィリアムズとロズベルグ/4メルセデス、バリチェロ/9ウィリアムズ、そしてウェバー/6レッドブルを従えてモニター最上段に名前を置いている。しかし、まだQ1。予選は始まったばかりだ。