ハンガリーGP 予選Q3
<14時45分>
出走マシンの数が減るにしたがって、渋滞の悩みは減ってくる。しかし、その分戦いのレベルは高くなり、ますます気が抜けないQ3が始まった。出走は10台。
最大の注目は、レッドブルのチームメイトのポール・ポジション争い。どちらもひけない。その戦いは、当然、スタート直後の1コーナーへの先陣争いにもつながる。
S.フェッテルは、まんじりともしないで、レッドブルのコクピットで”開戦”を待っている。
気温は26℃、路面温度は36℃。天候に変化はないが、路面にはラバーが乗り、戦いのスピードは間違いなく高くなっている。
<14時50分>
グリーンライトが点灯した。まず、アロンソ/8フェラーリがコースへ。マッサ/7フェラーリがそれを追っていく。
<14時52分>
アロンソ/8フェラーリはいきなり1分19秒台を記録した。ハミルトン/2マクラーレンがセクター1で区間ベスト。
<14時53分>
S.フェッテルとM.ウェバーのレッドブルがアタック開始。
<14時54分>
ウェバー/6レッドブルがあっさりトップタイム。それをこちらも軽々とS.フェッテルが更新した。唯一の1分18秒台はM.ウェバーよりコンマ4秒以上前を行っている。
<14時56分>
Q3を”経験”で仕留めたデ・ラ・ロサ/22ザウバーがアタック開始。7番手を記録した。
<14時59分>
クビツァ/11ルノーがセクター2つでを自己ベストで通過するが、セクター3でタイムを失った。10番手のままだ。
<15時00分>
フェッテル/5レッドブルが第一セクターで区間ベストを記録。同じ頃、ゴールラインを横切ったウェバー/6レッドブルは、タイムを縮められなかった。
2台のレッドブルの後ろに2台のフェラーリが続いている。
<15時03分>
ピットロードの車両保管場所に戻ったS.フェッテルは、体重測定に向かう途中で、何度も右手の人指し指を立てて”ナンバー1″を強調した。S.フェッテルとM.ウェバーは軽く握手を交わしたが、もちろん、笑顔はなかった。