カナダGP決勝・・・スタートj前の”自由な”予測
2100年第8戦、2年ぶりのカナダGPが1時間後にスタートする。モントリオールのジル・ヴィルヌーブ・サーキットは、晴れ間が広まり、降水確率20%の可能性はさらに低まったことを感じさせる空模様だ。
気温は25℃、路面温度は35℃。昨日までと微妙に変化したコンディションが、波瀾の予感を高めている。
ウェバー/6レッドブルがギヤボックスの交換で5グリッドダウンして7番手からのスタートになった。これで、S.フェッテルとのこく肉の争いの楽しみ(?)は減ったが、他に見所が満載だ。
ジル・ヴィルヌーブ・サーキットは、スタート直後に緩く右に曲がり込んだ後に、左→右のシケインが待っている。そこで混乱が起きる可能性がある。
5番手という”不慣れなポジション”のリウッツィ/15 Fインディア、勇猛果敢で、コースオフした場合、後ろをみないでコースに戻る独特の”クセ”のあるスーティル/14 Fインディア、フルケンべルグ/10ウィリアムズとペトロフ+12ルノーの以上4台を、パドックでは”ロケット弾”と呼んだりする。ここで何かが起きると、そのとばっちりを後方集団が食らう可能性がある。
そこをどう切り抜けて前に出るか。小林可夢偉/23ザウバーの最初の課題はそこになるはずだ。
11番手のバリチェロ/9ウィリアムズとその後ろ、13番手のシューマッハ/3メルセデスが、”経験を”活かして、アッというまに入賞圏内にはいってくるかもしれない。
ハミルトン/2マクラーレンは磐石だが、柔らかいタイヤが重い燃料でどこまでもつのか。固いタイヤのフェッテル/5レッドブルは、その隙に狙いを定めているが、ウェバー/6レッドブルのグリッド後退で、3番手に上ったアロンソ/8フェラーリにスタートで出し抜かれない用に資しなければならない。
スタートといえば、ルノーのエンジンはスタートが得意。クビツァ/11ルノーの調子がいいことから、今日のダークホースはクビツァ/11ルノーという観方もある。
レーススタートまで20分を切った。