スーパーGT第二戦、富士で壮絶バトル!!
GT500を制したオリベイラ/安田のカルソニックIMPUL GT-R。
スーパーGT第二戦が、快晴の富士スピードウェイで行なわれ、GT500では、カルソニック・インパルGT-Rが、GT300では、初音ミクBMW Z4が激戦を制した。
ゴールデンウィーク真っ只中とあって、土曜日と日曜日合計で8万9千400人の観客が集まったが、壮絶なバトルが観客席を沸かせた。
GT500では、優勝のカルソニック・インパルGT-Rはポールポジションからのスタートだったが、スタート&アンカードライバーを務めたジャオ・パオロ・デ・オリベイラは、「なんてドキドキさせてくれたレースだったこと!! セーフティカーが出て、また出て、ピットインのタイミングもとても難しかった。終盤は、ラバーがコースのアウト側にでていてリスキーだった。とにかく、勝ててウレシイ」とコメント。
中間を見事につなぎ、途中、”振動が出る”というオリベイラの無線に、”タイヤカスがついただけなので、左右に振れば落とせる”、と冷静なアドバイスをした安田裕信も、「チームインパルらしくブッチギリ優勝できたし、この調子でいきたいです」と500kmの激戦を振り返った。
GT300ウィナーの谷口信輝/片岡龍也は、トップが激しく入れ代わる熱戦を、予選9番手から勝ち取ったが、終盤、メルセデスSLSの追撃をギリギリで振り切る素晴らしいレースを見せた。
アンカーの片岡は、「勝ててよかったけれど、ギリッギリだったです」と胸をなで下ろし、固唾を呑んで見守った谷口も、「500kmは、いつもゲンが悪かったけれど、勝ててウレシイです。3連勝? 狙うのは勝手ですから狙います(笑)」と、開幕戦から2連勝の喜びを語った。
◆GT500トップ3
1. カルソニック・インパルGT-R J.P.デ・オリベイラ/安田裕信
2. ZENTセルモ RC F 立川祐路/平手晃平
3. ENEOSサスティナ GT-R 大嶋和也/国本雄資
◆GT300トップ3
1. GOODSMILE 初音ミク Z4 谷口信輝/片岡龍也
2. GAINER ディクセル SLS 平中克幸/B.ビルドハイム
3. MUGEN CR-Z GT 中山友貴/野尻智紀
次のスーパーGTは、6月1日に九州のオートポリスで決勝レースが行なわれる予定。
Photo by 日産自動車株式会社