ボクも、ランドのファンだよ
“ランド・ノリスがモンツァであなたのカラーリングのヘルメットを被っていましたが”。
MotoGPの会見ででそう訊かれたのは、すでにレジェンドでありながら現役バリバリでトップ争いをするアレクサンダー・ロッシ。
MotoGPのイギリスGPで、マクラーレンのランド・ノリスの表敬訪問を受け、その後、ロッシの母国イタリア、モンツァのF1イタリアGPで、自分の№とカラーリングを模したヘルメットをノリスがかぶるに至って、二人の“蜜月”は知られたところだった。
質問に、ロッシは嬉しそうに応えた。
「凄くハッピー、とっても誇りに思うよ。今シーズンの(F1)は、新しいドライバーがやってきた。例えば、ノリス、例えばアルボンだけど、彼らがMotoGPやボクをファンとしてフォローしてくれるのはいいね。いい感じだよ。ランドは素晴しい仕事をしているのも嬉しいね、ウン。ヘルメットを交換するんだ、できるだけ早くね。シルバーストンでランドに会って、ランドがマジでいいヤツだと分かったよ。若いしね、19歳だろ? なのに彼はすでに、とても知的で、年齢以上の経験を積んでいる。ボクもランドのファンだよ」
古くは、1976年ワールドチャンピオンのジェイム・ハントと、WGPのバリー・シーンが仲良しだったが、また新しいF1とMotoGPをつなぐ相互親善大使が誕生した。
【STINGER】
photo by MotoGP