F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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KERSとホンダ

KERSは、運動エネルギー回生システム。ブレーキのエネルギーを溜め込んでバッテリーを充電し、それを電源にしてモーターを回す。要するに、プリウスやインサイトで皆さん御存知の”ハイブリッド・システム”のF1版だ。

その名称は別にして、実はすでに20年ほど前に、鬼才と呼ばれたマクラーレンのデザイナーだったゴードン・マーレイが、”ハイテクが取り沙汰されている中で、将来考えら
れる進化にはどんなものがあると思うか”という質問に、「ブレーキのエネルギーを有効利用することにとても興味を持っているんだ」、と答えたことがある。マクラーレンは当時、ホンダ・エンジンを積んでいた。さらに、1999年、ホンダ第三期に備えてRA009をデザインしたハーベイ・ポスレスウェイトが、採用に向けて具体的研究開発を進めてい
たとも言われている。

今年、KERSは、フェラーリ、マクラーレン、ルノーの2台と、BMWザウバーの1台が採用しているが、まだまだ力を出せておらず、装着してもしなくてもいい、という今年の規則から、KERSなしで行くことを決めた旧ホンダのブロウンGPが、KERS搭載のトップチームが混乱している隙に、鬼のいぬ間の洗濯よろしく、開幕から2連勝している。

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売れ行き好調。こちらは無限バージョン。

ところで、旧ホンダF1チームの中本修平ディピュティ・マネージング・ディレクターは去年、「KERSシステムは非常にうまくいっていて、来年が楽しみ」と
語っていた。ホンダの自信作だったKERS、ということは、ホンダが撤退しなければ、ブロウンGPも存在せず、もしホンダが参戦を継続していれば、
KERS付きで参戦していたはずで、ブロウンGPレベルの活躍は期待できなかったかもしれない。つまり、ホンダが残っていたら、実際に現在展開しているレースとは、まるで違う展開が観られていたことになりそうだ。

第2戦を終了した時点で気がつけば、すでに、ホンダがいないことを気にするGP関係者はいないが、渾身の力作である『インサイト』が好調な売れ行きを示しているKERS初年度に、F1の場にホンダの姿がないのは、なんとも皮肉な話である。

【STINGER / Yamaguchi Masami】

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