F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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◆ライブタイムメモ–2024F1GP第12戦イギリスGP/シルバーストン・サーキット/オックスフォード/イギリス/決勝

いつものシルバーストンらしく(?)決勝レースのスタートを前にスコールがコースを叩いた。

上空には青空も見え、コースには所々に熱陽炎が揺らいでいるが、灰色の雲も浮かんでいる。

コンディションの行方を気にしつつ、グリッドに向かう前の確認走行が始まっている。

久々にフロントローをメルセデスが占めた。ここまでの流れを変えられるのか。レースの注目点のひとつだ。

3位にノリス+マクラーレンが続き、トップ3がイギリス人。1950年に最初のF1GPを開催した伝統のレースに、もう一つの記録が追加された。

ペレス+レッドブルは、ペナルティを受けてピットレーンスタートになる。

とりあえず雨の心配はなさそうだが、シルバーストンのこと。もしかすると1時間ほどで雨が来る可能性も囁かれている。

突然、画面にブラッド・ピット主演の『エフワン』の映像が世界で初めて流された。今回のレースでは、その撮影が行なわれている。

角田裕毅+ビザ・キャッシュアップRBは13番でスタートする。

<14時45分>(日本時間22時45分)
イギリス国歌斉奏。

Q1のコースオフでダートにはみ出してフロアを傷めた4番手のフェルスタッペン+レッドブル。「ミスでコースを外れてしまったが、幸いバリアにクラッシュすることはなかった。アンダーカウルは修復されたけれど、壊れたパーツをくっつければ済むってことはないけれど、まぁ、レースでは挽回するよ」と闘志を燃やしている。

望外(?)の予選6位を記録したハースのフルケンブルグは、「すぐにフェラーリに抜かれるだろうけれど、ポイント獲得を目指している」と前向きなコメント。

Q1のコースオフでダートにはみ出してフロアを傷めた4番手のフェ」ルスタッペン+レッドブル。

「ミスでコースを外れてしまったが、幸いバリアにクラッシュすることはなかった。アンダーカウルは修復されたけれど、壊れたパーツをくっつければ済むってことはないけれど、まぁ、レースでは挽回するよ」と闘志を燃やしている。

望外(?)の予選6位を記録したハースのフルケンブルグは、すぐにフェラーリに抜かれるだろうけれど、ポイント獲得を目指している。

<16時00分>(日本時間23時00分)
降水確率60%の予測の中で、75回目のイギリスGPのフォーメーションラップが始まった。
☆☆安定な路面コンディション。高速シルバーストンが穏便なレースになるわけがない。
ガスリー+アルピーヌがピットイン。ギヤボックスのトラブルか。

<16時03分>(日本時間23時03分)
スタート!

観客は48万人と発表されている。

2台のメルセデスの後ろに、フェルスタッペン+レッドブルが迫っている。

フルケンブルグ+ハースは9番手まで後退した。

3周目
1.ラッセル+メルセデス
2.ハミルトン+メルセデス
3.フェルスタッペン+レッドブル
4.ノリス+マクラーレン
5.ピアストリ+マクラーレン
6.サインツ+フェラーリ
7.ストロール+アストンマーチン
8.ルクレール+フェラーリ
9.フルケンブルグ+ハース
10.アロンソ+アストンマーチン
11.角田裕毅+ビザ・キャッシュアップRB
12.アルボン+ウィリアムズ
13.サージェント+ウィリアムズ
14.周冠宇+キック・ザウバー
15.リカルド+ビザ・キャッシュアップRB
16.オコン+アルピーヌ
17.マグヌッセン+ハース
18.ボッタス+キック・ザウバー
19.ペレス+レッドブル
以下、リタイア
20.ガスリー+アルピーヌ

☆☆2周後に、微かに雨が来る可能性がチーム無線でドライバーに伝えられた。

<16時11分>(日本時間23時11分)
上空にどす黒い雲が迫っている。

8周目
1.ラッセル+メルセデス
2.ハミルトン+メルセデス
3.フェルスタッペン+レッドブル
4.ノリス+マクラーレン
5.ピアストリ+マクラーレン
6.サインツ+フェラーリ
7.ストロール+アストンマーチン
8.ルクレール+フェラーリ
9.フルケンブルグ+ハース
10.アロンソ+アストンマーチン
11.角田裕毅+ビザ・キャッシュアップRB
12.アルボン+ウィリアムズ
13.サージェント+ウィリアムズ
14.リカルド+ビザ・キャッシュアップRB
15.周冠宇+キック・ザウバー
16.マグヌッセン+ハース
17.ペレス+レッドブル
18.オコン+アルピーヌ
19.ボッタス+キック・ザウバー

9周目
メルセデスが1-2を護っているが、3番手のフェルスタッペン+レッドブル以下を突き放せてはいない。

10周目
上空の雲からいつ雨が落ちてきても不思議はない。それも土砂降りの可能性もある!?

13周目
トップ2のメルセデスとフェルスタッペン+レッドブルの差がジンワリと広がっている。
周冠宇+キック・ザウバーがピットイン。

14周目
ルクレール+フェラーリがストロール+アストンマーチンをパスして7番手へ。

ノリス+マクラーレンが3番手のフェルスタッペン+レッドブルの背後を伺っている。

15周目
大歓声の中で、ノリス+マクラーレンがフェルスタッペン+レッドブルをパス!

ルクレール+フェラーリにチームから“土砂降り”が来る、と無線。

テレビのカメラ画面にぽつりと雨粒が見えた。

18周目
ピアストリ+マクラーレンがフェルスタッペン+レッドブル
をパス。

カメラの雨粒が格段に多くなっている。

18周目
ハミルトン+メルセデスがラッセル+メルセデスの背後をつつき、大歓声の中でトップへ!
激しい雨の中で、ラッセル+メルセデスをノリス+マクラーレンが追いついてパス! 雨でふらつきながらの高速バトル!
ピアストリ+マクラーレンがコースオフ。

ノリス+マクラーレンがトップにたち、続いてピアストリ+マクラーレンがラッセル+メルセデスを攻略。ハミルトン+メルセデスの背後をつついている。

ピアストリ+マクラーレンがハミルトン+メルセデスをパスしてマクラーレンの1-2!

21周目
1.ノリス+マクラーレン
2.ピアストリ+マクラーレン
3.ハミルトン+メルセデス
4.ラッセル+メルセデス
5.フェルスタッペン+レッドブル
6.サインツ+フェラーリ
7.フルケンブルグ+ハース
8.アロンソ+アストンマーチン
9.ストロール+アストンマーチン
10.角田裕毅+ビザ・キャッシュアップRB
11.アルボン+ウィリアムズ
12.サージェント+ウィリアムズ
13.マグヌッセン+ハース
14.リカルド+ビザ・キャッシュアップRB
15.ルクレール+フェラーリ
16.ボッタス+キック・ザウバー
17.ぺれ
18.オコン+アルピーヌ
19.周冠宇+キック・ザウバー

23周目
ノリス+マクラーレンがコースを外れる危うい場面。

25周目
雨粒が見えるコーナーが増えている。
どこかで誰かが飛び出すか!?

26周目
ペースが上がらないフェルスタッペン+レッドブルにサインツ+フェラーリが追いついてきたが、コーナーでふらついた。

ピアストリ+マクラーレンがノリス+マクラーレンに迫っている。

27周目
フェルスタッペン+レッドブルがピットイン。
ノリス+マクラーレンとピアストリ+マクラーレンのチームバトルが続いている。

28周目
ノリス+マクラーレンがピットイン。メルセデスの2台もタイヤを交換。上位の中でピアストリ+マクラーレンだけがピットインのタイミングを逸した。

29周目
1.ノリス+マクラーレン
2.ハミルトン+メルセデス
3.フェルスタッペン+レッドブル
4.ラッセル+メルセデス
5.サインツ+フェラーリ
6.ピアストリ+マクラーレン
7.フルケンブルグ+ハース
8.ストロール+アストンマーチン
9.アロンソ+アストンマーチン
10.角田裕毅+ビザ・キャッシュアップRB
11.アルボン+ウィリアムズ
12.マグヌッセン+ハース
13.サージェント+ウィリアムズ
14.リカルド+ビザ・キャッシュアップRB
15.ボッタス+キック・ザウバー
16.ペレス+レッドブル
17.ルクレール+フェラーリ
18.オコン+アルピーヌ
19.周冠宇+キック・ザウバー

34周目
コースはある部分が濡れ、他はドライ。インターミディエイトタイヤには厳しい状況。

35周目
ラッセル+メルセデスがピットでマシンを下りた。母国GPでポールポジションからスタートしたのに、なんともな結末。

36周目
リカルド+ビザ・キャッシュアップRBが雨に足を取られて危うい場面。コースオフをなんとか切り抜け、ギリギリでコース内に留まった。

☆☆青空の元で画面に雨粒、というイギリスらしい空模様。

37周目
残り15周。
ラッセル+メルセデスのリタイアで角田裕毅+ビザ・キャッシュアップRBは9番手にポジションを上げている。

39周目
トップのノリス+マクラーレンがピットイン。タイヤ交換に手間取り、ピットアウトしたところでハミルトン+メルセデスに前に出られた!

1.ハミルトン+メルセデス
2.ノリス+マクラーレン
3.フェルスタッペン+レッドブル
4.ピアストリ+マクラーレン
5.サインツ+フェラーリ
6.フルケンブルグ+ハース
7.ストロール+アストンマーチン
8.アロンソ+アストンマーチン
9.角田裕毅+ビザ・キャッシュアップRB
10.アルボン+ウィリアムズ
11.マグヌッセン+ハース
12.サージェント+ウィリアムズ
13.リカルド+ビザ・キャッシュアップRB
14.ボッタス+キック・ザウバー
15.ルクレール+フェラーリ
16.ペレス+レッドブル
17.オコン+アルピーヌ
18.周冠宇+キック・ザウバー

☆☆トップ4は、ノリスとサインツがインター、ハミルトンがソフト、フェルスタッペンがハードと別々の作戦。誰が勝手もおかしくない!?

45周目
トップ3が別々のタイヤで残り7周。
結末が見えない手に汗握る展開。

☆☆トップ3はそれぞれ2秒差。どちらもジワジワと差が縮まっている!

46周目
角田裕毅+ビザ・キャッシュアップRBがアルボンに抜かれて10番手に後退。

☆☆ハミルトン+メルセデス-ノリス+マクラーレン-フェルスタッペン+レッドブルの差は4秒。

2位のノリス+マクラーレンにフェルスタッペン+レッドブルが接近!

フェルスタッペン+レッドブルがハンガーストレートでノリス+マクラーレンから2位を奪い取った。
ハミルトン+メルセデスまで3.3秒!

☆☆ミスター・ビーンもピットで緊張の面持ち。

51周目
サインツ+フェラーリがピットイン。タイヤを交換してファステストラップ狙い!?

52周目
ハミルトン+メルセデスがフェルスタッペン+レッドブルに2秒の差を着けて最終ラップ。

ハミルトン+メルセデス、2002年サウジアラビアGP以来、2年ぶりの勝利!
スタンド総立ち!

ハミルトンが涙声でピットに感謝を伝えた。「諦めなかったよ」。
来年のフェラーリへの土産ができた。

渡されたユニオンジャックの国旗を掲げて、観客に感謝を伝えるハミルトン。長かった苦戦を乗り越えたウィナーに、全員が拍手を贈っている。

ピットに辿り着いたハミルトンは、顔を覆ったまま、しばらくコクピットから出られなかった。

ハミルトンは、駆け寄った父アンソニーと抱き合った。

「今日は君の日と思ったんだけど」とインタビューアのジェンソン・バトンがポールポジションからスタートしたノリスに問いかけた。

「今日、いい判断を下せなかったのは自分の責任。シルバーストンをパーフェクトに決めたかったけれど、来年も頑張るので、応援、よろしくお願いします」とノリス。

フェルスタッペンは、「最悪のコンディションを抜け出してポディアム。嬉しいです。賭をしてスリックタイヤにしたのがうまくいきました」と表彰台を素直に喜んだ。

優勝のハミルトンは、
「2021年以来ですから」と久々の優勝を心から喜んだ。

「素晴らしいチームと頑張ってきました。この素晴らしいチームでの最後のイギリスGPだったので、お礼を結果で示したかった。毎周毎周応援が聞こえて励みになった」。

来期フェラーリに移籍するハミルトンはチームとファンに感謝し、感涙に咽んだ。

「大切なのは、ダメと思っても頑張ることと思います。戻れるかな、と不安になったこともあったけれど、素晴らしい人たちやファンの応援に支えられて、本当に感謝します」

「こんなにエモーショナルなハミルトンをみたことがない」と言ったインタビューアのジェンソン・バトンも感激していた。

表彰台のハミルトンは、イギリス国旗を肩からまとってイギリス国歌とメルセデスのドイツ国歌を涙ながらの笑顔で聴いた。

イギリスGP9回目、F1GP104回目の勝利。

シルバーストンの歴史と天気が台本を仕立てたすさまじいレースが終わった。

超高速シルバーストンの次の第13戦は、屈曲したオンガロリンクで行なわれるハンガリーGP。7月21日に決勝レースが行なわれる。

2024F1GP第12戦イギリスGP結果
1.ハミルトン+メルセデス
2.フェルスタッペン+レッドブル
3.ノリス+マクラーレン
4.ピアストリ+マクラーレン
5.サインツ+フェラーリ
6.フルケンブルグ+ハース
7.ストロール+アストンマーチン
8.アロンソ+アストンマーチン
9.アルボン+ウィリアムズ
10.角田裕毅+ビザ・キャッシュアップRB
11.サージェント+ウィリアムズ
12.マグヌッセン+ハース
13.リカルド+ビザ・キャッシュアップRB
14.ルクレール+フェラーリ
15.ボッタス+キック・ザウバー
16.オコン+アルピーヌ
17.ペレス+レッドブル
18.周冠宇+キック・ザウバー
ラッセル+メルセデス
ガスリー+アルピーヌ

【STINGER】
Photo by MERSEDESS

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F1 最新レースデータ

F1 ポイント・ランキング

F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
F1 コンストラクターズ・ポイント
1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

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