伏兵、N.ハイドフェルト最速タイム!!
R.クビツァの代役としてポテンシャルを見せたN.ハイドフェルト。
ラリー中のアクシデントで負傷療養中のR.クビツァの代役として、ニック・ハイドフェルトが、真っ白なレーシングスーツを着てブラック&ゴールドのルノーに納まった。
N.ハイドフェルトは、順調に86周をこなし、見事な最速タイムを記録、走行を終えて次のようにコメントした。
「今日は本当に楽しめる1日だった。新しいクルマとチームに慣れるのは時間がかかるけれど、F1ドライブは楽しい。それでも目指した方向が正しく、前進できたので激しくプッシュできたよ。ラップタイム自体は、他のチームの燃料搭載料などがわからないから、比較は難しいね」。
ルノーは、今日をN.ハイドフェルトに、明日を、サード4人いるドライバーの中から、ブルーノ・セナに白羽の矢を立てテストドライブをさせることになっている。
後半二日を走る二人のデータを比較し、開幕戦以降、R.クビツァのピッチヒッターとしてロータス・ルノーGPの正ドライバーとなり、ステアリングを託されることになるが、経験と今日の出来ばえから、ベテランN.ハイドフェルトが有力になったと見られる。
また、フェルナンド・アロンソが、昨日に続き、131周の最多周回数を消化して2番手。ミハエル・シューマッハのメルセデスGPが続いた。
ヘレス合同テストに今日からジョイントした小林可夢偉は、途中赤旗中断の原因となるコース上ストップもあったが、84周をこなし、明日も続けてザウバーC30のステアリングを握る予定だ。
◆ヘレス合同テスト3日目結果(HRTは参加せず。カッコ内は周回数)
2月12/ヘレス・デ・ラ・フロンテラ/メルセデスGP提供
1. ハイドフェルト+ルノー 1分20秒361(86)
2. アロンソ+フェラーリ 1分20秒493(131)
3. シューマッハ+メルセデス 1分21秒054(114)
4. ハミルトン+マクラーレン 1分21秒099(36)
5. 可夢偉+ザウバー 1分21秒242(84)
6. フェッテル+レッドブル 1分21秒574(98)
7. ブエミ+トロ・ロッソ 1分21秒681(92)
8. コバライネン+ロータス 1分21秒711(61)
9. バリチェロ+ウィリアムズ 1分22秒227(99)
10. ディレスタ+Fインディア 1分22秒945(64)
11. ドアンブロシオ+ヴァージン 1分25秒471(72)