セルジオ・ペレス 、スイスのファクトリーを訪問
セルジオ・ペレス
2011年から小林可夢偉のチームメイトとしてBMWザウバー・F1・チームに加入するセルジオ・ペレス(20歳/メキシコ出身)が、ヒンウィルにあるファクトリーを訪問した。そこでシート合わせを行ったペレスに、これまでにスイスで何を感じ、将来に何を期待するかを訊いた。
Q.ヒンウィルに来た目的は?
セルジオ・ペレス(以下、ペレス) チームに会いに来たのと、ここでどう生きていくか決めるためだよ。F1参戦1年目は、できるだけ長く彼らと一緒にいるようにしたいから、ファクトリーとはできるだけ親密にやって行きたいんだ。今から経験を積むことが楽しみだし、チームと一緒に成功したいね。彼らは素晴らしい人たちだと思う。すごく暖かく迎てくれたし、それが本当にうれしい。お互いのことを知るために、エンジニアたちとたくさんの仕事をしたんだけど、全体的に、素晴らしい経験だったね。
Q.ファクトリーの印象は?
ペレス: 素晴らしいファクトリーだね。本当に大きいんだ。ここには、F1のマシンを作って、成功するためのあらゆる環境とリソースが全て揃っているみたいだね。来年の準備が上手く行くように願っているし、僕らは良いマシンを持つことになると思う。
Q.F1のマシンを最初にドライブしたのは?
ペレス: アブダビで11月27日にドライブするんだ。GP2の最後のレースの後の水曜日にテストに参加するよ。1日走ってみて、その後どうするか様子を見る予定なんだ。
Q.可夢偉についてはどれくらい知っていますか?
ペレス: 可夢偉と一緒に2009年のGP2で戦っていたから、彼のことは少し知っているよ。彼は凄いドライバーだと思うし、高く評価してるんだ。F1でも印象的なレースがあったし、僕にとって良いベンチマークになると思う。最高の成績を手にするために、彼と協力してマシンを開発していかないとね。
Q.F1での契約は、どんな意味がありますか?
ペレス: 僕にとっては、夢が実現したことになるね。6歳のときからレースをしているんだけど、F1に進むためにいつもプッシュしてきたんだ。まだ15歳のときに1人でヨーロッパに出てきたときは、実際はドイツだったけど、凄く難しい時期もあった。あれは辛い経験だったけど、僕はチャンスを見つけたんだ。今の僕は、F1で成功することを楽しみにしているよ。
Q.あなたにとって、レースの魅力とは?
ペレス: 競争だね。常日頃から、競い合うことが大好きなんだ。レースしてるときだけじゃなくて、肉体的にも、精神的にもね。