バレンシア・テスト初日の結果
2011年F1GPシーズンの皮切りとなったバレンシアのテストは、大きなトラブルもなく、初日のスケジュールを、無事に終了した。
去年、同じ2月1日に、バレンシアのオートドロモ・リカルド・トルモで行なわれた合同テスト初日のトップタイムは、マッサ+フェラーリの1分12秒574だったが、今年の初日は、フェッテル+レッドブルの1分13秒769。同等のコンディションだったと仮定すると、さまざまな規則変更によって、概ね1秒のタイムダウンとなった。
ただし、シーズンが進むうちに開発が進み、いずれこの”差”は埋められる運命にある。合同テスト初日は、ニューマシンのF150を持ち込んだアロンソ+フェラーリが、最多の98周を走行。旧型車で臨んだパフェのマクラーレンの91周を上回って、F150がトラブルフリーであることを示した。
また、同じく新車を持ち込んだレッドブル・レーシングは、フェッテルの手で93周を走り抜き、トップタイムを記録して、ディフェンディング・チャンピオンの貫禄を示した。
昨日、新車のC30を発表、”フィルミングデー”を唯一こなした可夢偉+ザウバーは、67周を周回した。18時30分から行なわれる小林可夢偉の会見の模様を、追ってお届けする。
◆バレンシア合同テスト初日結果(参加11台。ロータスは出走せず。カッコ内は周回数)
1. フェッテル+レッドブル 1分13秒769(93)○
2. フルケンバーグ+Fインディア 1分13秒938(71)
3. パフェ+マクラーレン 1分14秒292(90)
4. ディレスタ+Fインディア 1分14秒461(28)※
5. アロンソ+フェラーリ 1分14秒553(93)○
6. 可夢偉+ザウバー 1分15秒621(64)○
7. ドアンブロシオ+ヴァージン 1分16秒003(71)
8. ペトロフ+ルノー 1分16秒351(26)○
9. シューマッハ+メルセデス 1分16秒450(14)○※
10. アルゲルスアリ+トロ・ロッソ 1分17秒214(20)○
11. バリチェロ+ウィリアムズ 1分17秒335(77)○
12.カーティケヤン+イスパニア 1分18秒020(45)
13. ロズベルグ+メルセデス 1分19秒930(8)○☆
○は2011年型マシン、☆は午前中、※は午後のみ担当。