決勝 序盤
<16時35分>
スタート30分前に、コースオープンとなり、各車が最後の調整に出て行く。
気温は17℃だが、強い日差しで、路面温度は25℃に上がっている。昨日までとは、明らかに異なるコンディション。タイヤの使い方がレースを左右しそうだ。
2011年開幕戦オーストラリアGPは、現地時間17時、日本の午後3時にスタートする。
<16時55分>
スタートまで5分。ドライバーが集合し、日本の被災地に対して1分間の黙祷が捧げられた。大きな拍手が沸き起こり、24人のドライバーがそれれのマシンにむけて散って行った。
気温は17℃と変わらないが、路面温度は若干下がって23℃。これから夕刻にかけて、路面温度は昨日と同様のところまで下がるのだろうか。
<17時00分>
24台がゆっくりとグリッドを離れ、フォーメーション・ラップが始まった。アルバートパーク上空は真っ青に晴れ上がっている。
タイヤを温めるために、左右に大きくマシンを振ってウェイビングを繰り返したマシンがグリッドに戻り、2011年F1GPの幕が切って落とされた。
全車きれいにスタート。10ペトロフ/ルノーがダッシュを決めて4番手にポジションを上げた。可夢偉も、1コーナーでラインを外れた5アロンソ/フェラーリを抜いて8番手。3コーナーでルーベンス・バリチェロがコースオフを喫した。
<17時06分>
混乱の中で他車と接触したか、19アルゲルスアリ/トロロッソと7シューマッハ/メルセデスがピットイン。
1周目を追えたトップ10は、以下の通り。
1. 1フェッテル/レッドブル
2. 3ハミルトン/マクラーレン
3. 2ウェバー/レッドブル
4. 10ペトロフ/ルノー
5. 6マッサ/フェラーリ
6. 4バトン/マクラーレン
7. 8ロズベルグ/メルセデス
8. 5アロンソ/フェラーリ
9. 16小林可夢偉/ザウバー
10. 15ディ・レスタ/Fインディア
<17時10分>
4バトン/マクラーレンと6マッサ/フェラーリが激しい5位争い。ホイールを接触させつつの激戦だが、激しい戦いは、タイヤへの負担も意味している。
<17時14分>
1フェッテル/レッドブルは3ハミルトン/マクラーレンに3秒の差をつけてトップを快走。セクタータイムは、2ウェバー/レッドブル、3ハミルトン/マクラーレン、1フェッテル/レッドブルが区間ベスト。
<17時16分>
6マッサ/フェラーリと4バトン/マクラーレンの戦いに、5アロンソ/フェラーリが追いついてきた。バトンとマッサは、タイヤを痛めつけているが、相変わらず激しくやり合っている。
<17時18分>
16小林可夢偉/ザウバーのタイムは、1分34秒台。トップの1フェッテル/レッドブルは、唯一1分32秒台で周回を重ねている。
<17時20分>
4バトン/マクラーレンがついに6マッサ/フェラーリの攻略に成功した。
<17時21分>
2ウェバー/レッドブルが早々にピットイン、5アロンソ/フェラーリにも抜かれた6マッサ/フェラーリの後ろの7番手でコースに戻った。10ペトロフ/ルノーが3番手に上がった。
<17時22分>
5アロンソ/フェラーリがピットイン。12番手でレースに戻った。
<17時23分>
4バトン/マクラーレンと6マッサ/フェラーリのバトルについて、審査が行なわれていることが伝えられた。
<17時24分>
6マッサ/フェラーリがピットイン。
<17時25分>
1フェッテル/レッドブルがピットでタイヤを交換。4バトン/マクラーレンの後ろでコースに戻った。昨日までの予測では、マクラーレンがタイヤを酷使する状況が伺われたが、マクラーレンは、トップに立ったハミルトンも、マッサと激しくやり合ったバトンも、まだ、タイヤを交換していない。
<17時27分>
その4バトン/マクラーレンに、フレッシュ・タイヤを得た1フェッテル/レッドブルが襲いかかり、軽々と3番手を奪い取った。
<17時28分>
3ハミルトン/マクラーレンがピットイン。チームメイトのバトンの前でコースに戻った。
<17時29分>
1フェッテル/レッドブルがファステスト・ラップ。4バトン/マクラーレンがピットでタイヤを交換した。