F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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浜島裕英  ブリヂストン

「このサーキットは、BSのデータでは、公道のメルボルンよりもマイルド。だから、ミディアムとスーパーソフトを持ってきた」

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◆たしかにここは、タイヤにはきびしいが
–今回のタイヤは、スーパーソフトとミディアムですね?
浜島 はい、話題の(笑)スーパーソフトを持ち込んでます。……いや、こんなに(各チームやメディアで)話題になっているとは思わなかったんですが。

たしかに、アロンソ選手がいうように、ここは(タイヤにとって)きびしいサーキットではあります。ただ、私たちのタイヤ・データから行くと、メルボルンよりは若干”マイルド”です。

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あと、メルボルンのときの(スーパーソフト・タイヤの)大きなグリップ・ダウン、グレイニングの原因は、ひとつは、市街地サーキットであったこと。それと、(レースする)クルマが一種類(F1カー)しか走ってなかったこと。そして、低い気温ですね。

メルボルンはこれらが大きく影響していたので、われわれはここでは、スーパーソフト、パーマネントなサーキットでもありますし、十分行けるであろうというように考えています。

–今日のセッションでは?
浜島 実際にも今日の結果から行くと、フリー走行の1、始まったばかりでは、ひどい(走りにくい)サーキットだというコメントもありました。このサーキットでの、今年のオープニング・レースがこれ(F1グランプリ)ですしね。でも、フリー・プラクティスの2になって、路面もよくなってきたね、というようになってきました。

スーパーソフトを履いてた人たちの「グレイニング」も、セッションの終わり頃には、けっこうキレイになってましたね。

ただし、クルマによって違いがあって、浅い「アブレージョン」がでているクルマと、それが深くて、えぐれてるようになってるクルマとがありましたが。

また、(スーパーソフトを長く使ったときの)メルボルンでのタイムの落ちにくらべると、今回はかなり小さめになってますから、明日と明後日、雨さえ降らなければ、(スーパーソフトは)十分使えるだろうと考えてます。

–タイム差は?
浜島 2種のタイヤのタイム差は、(搭載の)燃料換算なんかも入れると、いまのところ、ほとんどないんじゃないか、と。ベストラップ・タイムの差も、あまりありません。

–スーパーソフトは何周くらい保つ?
浜島 10周くらいは、十分に行けると思います。
あと、今日スーパーソフトでロングランをやっていた人たちは、「ナーシング」しながらの走行というか、(タイヤを)痛めないように、メルボルンでの経験を生かして走ってる人が多かったですね。

ただ、今日スーパーソフトでロングランをテストしていたドライバーは、(搭載していた)ガソリンは若干少なめです。だからレースでは、そういった使い方をするんでしょうね。

◆タイヤを最も”やさしく”使っているのはブラウンだ?!
–今日、タイヤの状態がよかったのはどこですか?
浜島 走行後のタイヤが一番キレイだったのは、ブラウン・グランプリのルーベンス(バリチェロ)。その次のランクはトヨタ。

レッドブルは速いんだけども、タイヤの使い方としてはそんなによくない。タイムも落ちていきますね、ブラウンとトヨタにくらべると。

ウイリアムズ? ああ、そこそこですね。でも、今日の一貴はけっこう(タイヤは)痛めてたな……。

ブラウンとトヨタは、(走行後の)”ささくれ”がほとんどない。たぶん、ダウンフォースがしっかりかかってて、つまり(クルマが)滑ってないということでしょう。

–フェラーリは KERS を載せませんでしたが、この点でのタイヤへの影響などは?
浜島 KERS は、それを積んでるかどうかっていうのは、ぼくたち(タイヤ・サプライヤー)にはわからないことですので……。

–2種のタイヤのタイム差がないとすると、レースでは、どんな使い方に?
浜島 タイム差はないとしても、「デグラデーション」ということではスーパーソフトは大きいので、やっぱりショート・スティントで使うことになるでしょう。だから、どう組み合わせるか、ですね。

【STINGER / text by Iemura Hiroaki】

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