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フセイン博士のコメント

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それは社会運動としてのことであって、F1が原因ではない。

バーレーンGP開始前日の正午少し前に、バーレーン・インターナショナル・サーキットに、ガルフ・コーポレーション調査員のジャシム・フセイン博士が現れ、報道陣に囲まれた。

—-今週末のF1レースが実現した感想は?
ジャシム・フセイン博士 (以下、フセイン):社会的、経済的な面でも大きなプラスであり、とても嬉しく思っている。

—-反対運動もありますが、バーレーンにとって開催はいいことなのでしょうか?
フセイン:そう思う。この3日間は国中の注目を集めるだろうし、反対しているのは一部の人たちで、大多数がたいへん楽しみにしている。もちろん、私たち関係者にとってもいいことだ。

—-抗議は無視していいということですか?
フセイン:活動は別の場所でばらばらにおこなわれており、レースの前後にもあることだから、F1とは関係ない。

—-抗議はどんな性質のものですか?
フセイン:ご覧のとおりのもので、仮にF1が開催されていなかったとしても、抗議活動は行われていただろう。F1開催が原因で起こっていることではない。

—-F1開催に反対しているデモもあるようですが?
フセイン:一部にはあるかもしれない。しかし、ほとんどは別の活動だし、一般の人たちは開催を歓迎している。

—-安全面に問題はないのでしょうか?
フセイン:心配ないだろう。抗議活動は平和的に行われており、参加者も冷静だから、安全面の問題が生じることはない。正常な政治活動の範囲内といえるだろう。解決策も検討されている。

—-どのような人たちが抗議しているのでしょう?
フセイン:国民の過半数、約66パーセントを占める改革派の人々のなかから出ている。

—-レース前にFIAやバーニー・エクレストンから連絡があったということですが?
フセイン:直接の連絡はなく、マスコミを通じてこちらの状況を問い合わせてきた。開催の決定は当局がおこなったものだ。

—-マスコミの反応はどうですか?
フセイン:マスコミが関心を持つのは当然だろう(笑)。しかし、それは社会運動としてのことであって、F1が原因ではない。

【翻訳:Shigehiro Kondo】
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