決勝 序盤
<15時55分>
厚い雲がセパン・サーキット上空を覆っている。湿度は83%に上昇した。気温は28℃、路面温度は31℃に下がった。雨の可能性が高くなっている。各ピットでは、いつ降ってもいいように準備が進められている。
<16時00分>
気温は28℃、路面温度は31℃のまま。湿度も83%から変わっていない。
全車が16時ピッタリにグリッドを離れた。全車ソフトタイヤをチョイスしている。空は雲が厚く、雨の兆候だが、実際には雨は来ていない。
<16時02分>
1フェッテル/レッドブルがフロイトタイヤを激しくこじって、タイヤを温めている。スタート地点から1コーナーまでが長いセパンでは、1コーナーの進入が重要になる。2番手の3ハミルトン/マクラーレンを意識した準備。もちろん、3ハミルトン/マクラーレンも、準備万端怠りない。
<16時03分>
シグナルオフ。1フェッテル/レッドブル攻略に出た3ハミルトン/マクラーレンがマシンを振る隙に、9ハイドフェルト/ルノーが2番手に出た。
1フェッテル/レッドブル、9ハイドフェルト/ルノー、3ハミルトン/マクラーレン、4バトン/マクラーレン、10ペトロフ/ルノー、6マッサ/フェラーリ、5アロンソ/フェラーリ、7シューマッハ/メルセデス、2ウェバー/レッドブル。16小林可夢偉/ザウバーは、8ロズベルグ/メルセデスを交わしたものの7シューマッハ/メルセデスに前に出られ、10番手のままだ。
<16時06分>
1フェッテル/レッドブルは、早くも2位以下に水を開け始めた。2周して2.4秒の先行。
11バリチェロ/ウィリアムズがフロントウィングを破損した。
2ウェバー/レッドブルは明らかにスタートをミス。9ハイドフェルト/ルノーとともに10ペトロフ/ルノーもダッシュを決めて、5番手に駒を進めた。
<16時10分>
11バリチェロ/ウィリアムズが破損したフロントウィングを交換にピットを訪れる。
雨は来ない。しかし、上空は暑い雲が覆ったままだ。
気温は28℃、路面温度は31℃から変わっていない。
<16時12分>
10ペトロフ/ルノーが5アロンソ/フェラーリに追い立てられてコースオフ。続いて7シューマッハ/メルセデスにも尻をつつかれている。
7シューマッハ/メルセデスに、チームラジオで「5分から10分後に雨が来る」と伝えられた。
<16時14分>
16小林可夢偉/ザウバーが2ウェバー/レッドブルとやりあっている。一端は前に出られたものの、抜き返して場内から拍手を受けた。
<16時16分>
1フェッテル/レッドブルは9ハイドフェルト/ルノーに4.7秒の差をつけて逃げの体制。唯一1分44秒台で周回している。
セクタータイムは3ハミルトン/マクラーレン、1フェッテル/レッドブル、1フェッテル/レッドブルが区間ベスト。
<16時18分>
16小林可夢偉/ザウバーと2ウェバー/レッドブルのバトルを受けるように、9ハイドフェルト/ルノーと3ハミルトン/マクラーレンのせめぎ合いが始まった。
<16時21分>
2ウェバー/レッドブルがピットイン。
<16時23分>
10周終了時点のオーダーは以下の通り。
1. 1フェッテル/レッドブル
2. 9ハイドフェルト/ルノー
3. 3ハミルトン/マクラーレン
4. 4バトン/マクラーレン
5. 6マッサ/フェラーリ
6. 5アロンソ/フェラーリ
7. 10ペトロフ/ルノー
8. 7シューマッハ/メルセデスGP
9. 16小林可夢偉/ザウバー
10. 18ブエミ/トロロッソ
11. 2ウェバー/レッドブル
12. 19アルゲルスアリ/トロロッソ
13. 8ロズベルグ/メルセデスGP
14. 15ディ・レスタ/Fインディア
15. 17ペレス/ザウバー
16. 20コバライネン/Tロータス
17. 21トゥルー/Tロータス
18. 24グロック/ヴァージン
19. 25ダンブロジオ/ヴァージン
20. 14スーティル/Fインディア
21. 23リウッツィ/イスパニア
22. 22カーティケヤン/イスパニア
23. 11バリチェロ/ウィリアムズ
24. 12マルドナド/ウィリアムズ
<16時26分>
1フェッテル/レッドブルがピットへ。続いて、3ハミルトン/マクラーレン、9ハイドフェルト/ルノー、4バトン/マクラーレン、6マッサ/フェラーリもタイヤを交換した。
<16時28分>
7シューマッハ/メルセデスGPがピットに入る。その前のラップは、3ハミルトン/マクラーレンと18ブエミ/トロロッソ(タイヤを交換していない)とのバトルをかき回した。
<16時29分>
雨がパラパラときた。10ペトロフ/ルノーがタイヤを交換するが、路面はドライ。レイン用の必要はない。