徳永直紀 金曜記者会見
ロータスルノーの副テクニカル・ディレクター。
Q.今日はハイドフェルトにとって、たいへんな1日なってしまいましたね?
徳永直樹(以下、徳永)確かにそうですね。でも、全体的には得るところの多い初日だったと思います。ハイドフェルトが午前と午後に、合わせて2度もコースアウトしたのは残念でしたけど、さいわいダメージはひどくないです。ノーズがふたつ壊れてしまったぐらいなので。午前と午後でバランスを変えて走らせたので、いいデータが取れました。
Q.朝、アンダーステアを抱えていたということですが、午後までに解消できたのでしょうか?
徳永: 午後にはマシンのバランスが大きく変わっていたのですが、基本的にグリップ不足が問題でした。最後のほうは逆にトラクション不足が出たので、なかなか難しい状況でした。
Q.寒いところと暑いところで走らせて見て、タイヤの評価はどうでしょう。
徳永: まだ急速に知識を蓄えている段階で、コースやコンディションによって、驚かされることも多いです。ここもこれまでレースやテストで走ったサーキットと条件がずいぶん違うので、レースでどんな特性を示すか予測がつきません。頭が痛いところですね。
Q.それは舗装との関係でしょうか、それとも温度?
徳永: 正確に答えられる人がいたら、教えて欲しいくらいです。今も言いましたとおり、まだピレリと協力して知識を蓄えている段階なので、なんとも言えないですね。
Q.ここまで、素晴しい成果が挙がっていますが、マクラーレンやフェラーリとの開発競争に勝つ自信は?
徳永: どちらも有力チームなので、とても手強いですが、近年の実績では私たちの開発速度も決して遅くはないです。今年も同じように、強い相手と力比べができると信じています。
Q.2戦連続で表彰台に立ちましたが、この先はどうでしょう?
徳永: この調子でいきたいものですね。今年のいちばん大きな違いは、マシンが完成した時点の性能でしょうね。これからは、いかにペースを維持するかが重要になります。着実にポイントを獲りながら、上位をキープしていきたいです。