決勝 序盤
＜15時00分＞
全車がグリッドを離れた。太陽が降り注ぎ、気温は22℃、路面温度は29℃。昨日までの閑古鳥が嘘のような満員のスタンドの注目の中で、24台がフォーメーション･ラップに入った。
＜15時03分＞
4バトン/マクラーレンがメルセデス･エンジンにムチを入れ、1フェッテル/レッドブルを交わした。3ハミルトン/マクラーレンが続いてマクラーレンが1-2で1周目を終えた。3台に続くのは、8ロズベルグ/メルセデスGP、6マッサ/フェラーリ、5アロンソ/フェラーリ、15ディ･レスタ/Fインディア、14スーティル/Fインディア、7シューマッハ/メルセデスGP、19アルゲルスアリ/トロロッソ。小林可夢偉は、1台を交わして13番手で1周目を終えた。
2ウェバー/レッドブルば、17番手。思いのほか、ポジション挽回に手こずっている。
＜15時06分＞
3ハミルトン/マクラーレンがファステスト･ラップを記録。1フェッテル/レッドブルを阻んで、4バトン/マクラーレンを先行させることができれば、レッドブルの暗勝をくい止めることができそうだ。
＜15時11分＞
4バトン/マクラーレンがファステスト･ラップを更新した。唯一の1分43秒台だ。3ハミルトン/マクラーレンも1.2秒差で続き、マクラーレンの2台は好調にレースをコントロールしている。
＜15時13分＞
気温は22℃、路面温度は30℃。小林可夢偉が10番手にコマを進めた。前には”例によって”7シューマッハ/メルセデスGPがいる。そのシューマッハ＋メルセデスも、コンマ6秒差の14スーティル/Fインディアを追っている。中段は、拮抗した闘いが始まっている。
＜15時16分＞
小林可夢偉の後方でも、10ペトロフ/ルノー、19アルゲルスアリ/トロロッソ、18ブエミ/トロロッソ、9ハイドフェルト/ルノー、2ウェバー/レッドブル、11バリチェロ/ウィリアムズが、ひとかたまりで11番手争いを展開中。
＜15時18分＞
2ウェバー/レッドブルは、9ハイドフェルト/ルノーを抜きあぐねている。左右にマシンを降っているが、ハイドフェルトも譲らない。これでウェバーはタイヤを傷めて苦しい展開になるかもしれない。
＜15時20分＞
19アルゲルスアリ/トロロッソが右後輪を飛ばして、3輪走行でピットに戻った。
7シューマッハ/メルセデスGPがピットイン。続いて2ウェバー/レッドブルも新しいタイヤを求めてピットに飛び込んだ。コースに戻ったところは、なんと、テールエンダーのイスパニアの前。信じられない場面が展開している。
＜15時23分＞
4バトン/マクラーレンと3ハミルトン/マクラーレンの差は1.2秒、1フェッテル/レッドブルは、その後方0.6秒。
＜15時24分＞
17ペレス/ザウバーと18ブエミ/トロロッソが激しく12番手を争っている。17ペレス/ザウバーが競り勝って12番手をゲット。
＜15時25分＞
8ロズベルグ/メルセデスGPが新しいタイヤを得て、9番手でコースに戻った。これで16小林可夢偉/ザウバーは、見かけ上の7番手に上がった。
2ウェバー/レッドブルがファステスト･ラップを更新した。しかし、18番手に沈んでいる。
＜15時27分＞
1フェッテル/レッドブルが3ハミルトン/マクラーレンに仕掛けるが追い越せない。13周目、なんとか3ハミルトン/マクラーレンの前に出て、ピットイン。4バトン/マクラーレンと同じタイミングだったが、レッドブルの方が交換作業が僅かに速かった。1フェッテル/レッドブルは4バトン/マクラーレンの前でレースに戻ることに成功した。
4バトン/マクラーレンは、一瞬、レッドブルのピットに止まろうとした。その僅かなズレが作業の遅れに影響したかもしれない。
＜15時30分＞
3ハミルトン/マクラーレンがピットイン。16小林可夢偉/ザウバーの後ろでレースに戻り、その周に16小林可夢偉/ザウバーの前に出ることに成功した。
