パディ・ロウ、「これまでで最悪の冬を過ごした」
冬の不調から見事な巻き返しを見せ、第3戦の中国GPで今季初優勝を挙げた(写真はパディ・ロウ)。
ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのテクニカル・ディレクターを務めるパディ・ロウは、今年のプレシーズンは、これまでチームに在籍してきた20年の中で、最悪の冬であったことを認めた。
シーズン開幕後のここまでの3戦で、独走するレッドブル・レーシングの連続優勝を唯一阻止し、冬の不調を全く感じさせていないマクラーレンだが、ロウは、パフォーマンス不足に苦しんだ2009年に比べて、今年はそれ以上に厳しい状況だったと語った。
「2009年は、単にパフォーマンス不足だったが、今年はバルセロナでの今年最後のテストの段階でも、マシンの信頼性は低く、そこに持ち込んだパーツは全く機能していなかった。それだけに、オーストラリアのフリー走行の結果を見たときは、心底安心した」。