チーム・ロータス、ケータハムの買収を正式に発表
チーム・ロータスは27日(水)、イギリスの自動車メーカーのケータハム・カーズを買収したことを正式に発表した。
ケータハムは、初代チーム・ロータス創始者、コリン・チャップマンが設計したロータス・セブンの権利をロータスから買い取り、後継シリーズの販売を担当したことで知られるイギリスの自動車メーカーだ。
今回の発表は、イギリスにあるダックスフォード飛行場で行なわれ、発表会には、チーム・ロータスのドライバー、ヘイキ・コバライネンとヤルノ・トゥルーリ、同チームのトニー・フェルナンデス代表、マイク・ガスコイン(テクニカル・ディレクター)、カマルディン・マラヌン(チーム副代表)、アンサー・アリ(ケータハム、マネージング・ディレクター)が出席し、コバライネンがチーム・ロータス仕様のケーターハム・セブンでデモランを行った。
◆トニー・フェルナンデス(チーム・ロータス代表 / ケータハム取締役)
「ケータハムは、自動車の世界でユニークな存在だ。誇り高く、非常に英国的でありながら、パフォーマンス、操縦性、エンジニアリングの優秀さにおいて、この産業では汚れのない声明を得ている。ケータハムは、初代チーム・ロータス創始者のコリン・チャップマンの「less is more(少ないことは、より豊かなこと)」の精神を守り続け、ケータハムの最新の製品にも、オリジナルの「セブン」のDNAが残っている」。
「ケータハムは、すでにヨーロッパ、日本、オーストラリア、中東でのビジネスに成功している。われわれは、マネージメント・チームの助言を受けながら、そのスピリットをさらに洗練させ、革新的な製品と幅広いグローバルな展開で、ケータハムは新しいエキサイティングなステージに進むことになるだろう。そのための準備は、すでに整っている」。
ヘイキ・コバライネン、トニー・フェルナンデス(チーム代表)、マイク・ガスコイン(テクニカル・ディレクター)、アンサー・アリ(ケータハム、マネージング・ディレクター)、カマルディン・マラヌン(チーム副代表)、ヤルノ・トゥルーリ(左から)。
ケータハム・スーパーライトR500、チーム・ロータスのマシン、ケータハムSP/300.R(左から)。